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2026.05.05
開国の地・伊豆半島下田をぐるりとおさんぽ。かわいいおやつとレトロな町並みをめぐる1日コース
伊豆半島の南東部にある下田市には、1854(嘉永7)年、国内でいちはやく開港した下田港があります。ペリー艦隊が行進した道「ペリーロード」が残され、なまこ壁や伊豆石造りのレトロな建物がずらり。異国情緒あふれるエリアには、カフェやミュージアムなどが点在しています。 開国直後の日本を思わせる町並みを、のんびり散策しながらめぐってみましょう。周辺には昔懐かしいおやつをつくり続ける菓子店や、ホッとくつろげるレストランもありますよ。
レトロな港町、下田のペリーロードを散策

異国情緒が漂う石畳のペリーロード。川沿いに町並みが広がる
伊豆急下田駅から徒歩15分ほど、下田港周辺は、幕末にペリー提督が率いた黒船艦隊が来航した場所です。 艦隊が行進した道はペリーロードと名付けられ、伊豆石やなまこ壁を使った建物が並びます。当時の様子を伝えるレトロな町に、喫茶店や古民家ギャラリーなどが点在しているので、散策しながらタイムスリップした気分を味わいましょう。

川沿いの柳の木、ガス灯などがノスタルジックな雰囲気を演出

下田港を望むペリー上陸記念公園には、ペリー艦隊来航記念碑と、アメリカ海軍から送られた大きな錨が並んでいます。ここから、歴史情緒漂う下田港や寝姿山などの景色を眺めることもできますよ。

ペリーロード
ペリーロード
新感覚の歴史施設「MoBS 黒船ミュージアム」へ
入館料600円。エントランスは記念撮影スポット
ペリーロードの西端にあるのが、当時条約交渉が行われた了仙寺。寺の敷地内に、黒船・開国にまつわる歴史的資料3000点以上を所蔵する「MoBS 黒船ミュージアム」があります。モダンなミュージアムショップ、黒船シアター、展示室が備わり、黒船来航を日本人が描いた絵巻物や肉筆画、海外で出版・制作された日本についての版画などがずらり。 教科書やテレビで紹介される黒船・開国の画像の多くは、このミュージアムから提供されているそう。見たことのある写真に出合えるかもしれません。

ミュージアムショップは入場無料。黒船や幕末の日本をモチーフにしたポストカードやうちわなど、オリジナルアイテムを販売しています。おすすめは、ミュージアムが所蔵する絵巻物をアレンジしたマスキングテープ。ここだけのアイテムから、お気に入りを見つけてくださいね。

マスキングテープ各600円。図柄は、黒船艦隊がメインのもの(了仙寺上陸行進の図)、 当時の世界の民族人物絵(万国人物写生図)の2種類

MoBS 黒船ミュージアム
モッブスクロフネミュージアム
文豪が愛したマドレーヌを買いに「日新堂菓子店」へ

マドレーヌのミニサイズ1個250円(2026年5月より)
ほかにも、ペリーロード周辺には見どころがいっぱい。周辺の商店街にある日新堂菓子店は、1922(大正11)年に誕生。昭和30年代からマドレーヌをつくり始め、小麦粉や卵、ハチミツなどを使い、手でこねることで優しい味わいを生み出しています。バターや牛乳を使用していないにもかかわらず、しっとりとリッチで、どこか懐かしいおいしさです。

パッケージにも使われるレトロなイラストがかわいい
こちらは、昭和の文豪・三島由紀夫が愛した品として有名。彼は昭和39年頃、毎年夏に下田市で家族と過ごしていたといいます。日新堂菓子店のマドレーヌが気に入り、一度に20個買って「日本一のマドレーヌ」と称していたほど。今も、当時のままのレシピでつくり続けるマドレーヌ。口に入れると、しっとりと優しくなじむ味わいが楽しめます。 丁寧に手ですりおろしたレモンの皮をたっぷり使った、レモンケーキもおすすめですよ。

地元産レモンを使ったレモンケーキ1個310円(2026年5月より)


日新堂菓子店
ニッシンドウカシテン
「雑賀屋」で甘くてかわいいおやつ選び

キューピーサブレ(2枚入り180円)
創業150年以上のおやつの店に、手作りクッキーや自家製餡を使った和菓子、飴などが勢ぞろい。クッキーだけでも、くるみ、ぶどう、ココナッツ、シナモンなど十数種類が並び、どれもリーズナブル。熱いうちに手で引き伸ばして作る飴も、塩バター、げんこつ飴、ニッキなどバラエティ豊かです。 寒天でつくったカラフルなゼリー菓子「錦玉(きんぎょく)」や、棒付き飴「下田ろりぽっぷす」もおすすめ。おみやげはもちろん、旅の途中にいただくおやつにぴったりです。

(右上)店頭にあればラッキーな「こつぶ錦玉」150円 (右下)棒付き飴「下田ろりぽっぷす」は3本入り150円

雑賀屋
サイカヤ
寝姿山山頂駅にある「THE ROYAL HOUSE」へも足を伸ばして

寄木造りの床、組子細工、オーダーメイドの椅子など、列車と同じ素材を使った店内
下田散策の締めくくりは、下田港周辺からも見える下田市の名所・寝姿山に登ってみましょう。ペリーロードからは徒歩15分、伊豆急下田駅すぐの場所にある下田ロープウェイ新下田駅から、ロープウェイに乗って3分で山頂駅に到着。 寝姿山山頂駅には、伊豆急下田駅を終着とするクルーズトレイン「THE ROYAL EXPRESS」の世界観を表現したレストラン「THE ROYAL HOUSE」が併設されています。和の伝統工芸と西洋の様式を組み合わせた、列車デザインを踏襲する空間でくつろぐことができますよ。また、テラスから見える下田港の景色は絶景です。

ふわふわパンケーキ850円。伊豆産のみかんハチミツをたっぷりかけて味わえる

東京・目白の洋食店「旬香亭」がプロデュースした、カツカレー“旬香亭スタイル”1600円

組子細工の扉で仕切られた個室を用意

THE ROYAL HOUSE
ザロイヤルハウス
歴史ある海沿いの町で、レトロな風景とかわいいおやつを楽しむ旅はいかがでしたか? あなただけのお気に入りの景色やおみやげを探してみてくださいね。
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