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2026.05.05
鎌倉らしい時間が流れるカフェでほっこり。路地裏の隠れ家「カフェ ルオント」
鎌倉の街をのんびりと走る江ノ電沿いに佇む「カフェ ルオント」。四角く切り取られた窓の向こうを車両がゆっくり通り過ぎるたびに、この街ならではの穏やかな空気を感じさせてくれます。コーヒーの香りに本や音楽の気配が混ざり合う、どこか居心地のいい場所。気が付けばつい長居してしまう、そんな一軒です。
ガタンゴトンと音が導く線路沿いの路地裏散歩

長谷駅から徒歩約2分
長谷駅の改札を出たら、遊歩道を右へ。川沿いの道をまっすぐたどり、住宅街の細い路地に分け入っていくと、やがて「カフェ ルオント」の入口が目に入ってきます。正面にはちょうど踏切があり、江ノ電の線路がすぐそこを横切っています。

額絵がかかる店内
行き交う江ノ電を眺めるアートな特等席

窓に映る鎌倉の風景
店名の「ルオント」は、フィンランド語で「自然」を意味する言葉。おだやかな光に包まれる店内にはソファ席もあり、海辺の邸宅のリビングを思わせます。壁のガラス窓は、行き交う江ノ電を一枚の絵画のように切り取る額縁のよう。

手にとってのんびりページをめくるひとときも
地元で活躍する作家の絵のパネルやイラストが飾られ、小さなギャラリーのような趣も。夜にはピアノのライブが開かれることもあり、音楽と空間が溶け合う時間を求めて足を運ぶ常連も多いといいます。
コースターにも窓にも。店内のあちこちで見つける小さなアート

ミヤタチカさんの書籍は販売も
本棚には手に取りたくなる本が並び、コーヒーを飲みながらページをめくる時間を過ごすこともできます。開店当初から縁のあるイラストレーター・ミヤタチカさんの絵本や著書も置かれ、コースターや窓ガラスにもその愛らしい絵が描かれています。

ミヤタチカさんが描いたフクロウのイラスト
見ているだけでほっとするタッチの絵と店の空気はよく馴染んでいて、いつの間にか長く居てしまうのも納得の心地よさです。
地元の縁がつないだ鎌倉らしいおやつの時間

「菓子 巡り」のスイーツ「いちごのタルト」(880円/1ピース)
ショーケースには、店内の厨房で手作りされるスイーツのほか、鎌倉の作り手たちの味わいも並びます。タルトやチーズケーキは、かつてのスタッフが独立して笹目に構えた「菓子 巡り」のもの。

米粉をメインにした焼き菓子
また、極楽寺にある「WEEKEND」の米粉を使ったプラントベースのクッキーなど、地元の丁寧な食文化を一度に楽しめます。小さなつながりがこの場所に集まっているような、温かなラインナップです。
通いたくなる豊富なラインナップが魅力的

「ドリップコーヒー」(990円)「柑橘タルト」(880円)
コーヒーはノルウェー・オスロの「フグレン コーヒー」の豆をはじめ、約7軒のロースターから仕入れる本格派。浅煎りの豆はフルーティーな香りを持ち、コーヒー本来の味わいを楽しめます。

丁寧なハンドドリップで淹れるコーヒー
浅煎りから、中煎り、深煎りまで幅広くそろえているので、その日の気分に合わせてリクエストできるのも嬉しいところ。ニューヨーク・ブルックリンのティーブランド「ベロック」の茶葉で淹れるブレンドティーも、深みのある味わいが評判です。
散策の合間に彩り豊かな遅めのランチを

スープ付き「サンドイッチプレート」(1760円)
午後1時のオープンなので、少し遅めのランチにもぴったりです。自家製パンを使用した「サンドイッチプレート」は、心もお腹も満たしてくれる優しい味わい。有機栽培の野菜がたっぷり添えられます。

江ノ電の音がときどき届き、ミヤタチカさんの絵が静かに微笑み、好みのコーヒーが湯気を立てている。そんな午後を過ごしたあとは、不思議とまた街を歩きたくなるはず。鎌倉散策の途中に、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
カフェ ルオント
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文:高橋茉弓、写真:依田佳子
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