鉄道のない沖縄の公園に「D51」
これは、北九州市日本国有鉄道門司鉄道管理局の有志・全国の国鉄職員の募金によって沖縄の子供達へ贈られた「D51」なんです。(本物です!)
1972年本土復帰の年、北九州の国鉄職員の方々が、沖縄の5・6年生72名を招いて、8日間の里親として色々な場所へ連れていってくれたり寝食を共にして下さいました。
その時、九州の大地を走る・初めて見る機関車に子供達は興奮し、口々に「欲しい」とお願いしたそう。
そして子供達の願いは全国の国鉄職員の募金によって1400万円かけて沖縄に運ばれて来ました。
昭和13年~昭和46年まで鹿児島本線・筑豊線・日豊本線で280万km(地球71周分)走ったD51。
私はこの機関車が運ばれて来た様子は小さすぎて覚えていませんが、子供の頃はこの与儀公園に行くと「カッコイイ機関車が見られる!」といつもワクワクしました。
大人になって機関車が贈られらたいきさつを知って、このプロジェクトに関わった全ての方、沖縄の子供達を招いて下さった当時の国鉄職員の皆様には感謝しきれません。
贈られた「D51」はボランティアの手によって定期的に修復されて大事に保管されています。
戦前沖縄にあった鉄道を知らない子供達。
今も色々な事情で鉄道は造られませんが、このD51が全てを背負ってくれている様にも見えます。
今日は久々のお天気。ポカポカ陽気に誘われて、インフルエンザで暇をしている娘を連れてお散歩がてらD51に会って来ました。
蒸気をたて走る姿は見られなくとも、その勇姿は圧巻です。
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