『うなぎ淵伝説』 。新緑美しい葉山 森戸川。
むかし、この淵に長さ5間(9m)、太さ1尺(30cm)位の大うなぎがいた。 長柄の人は大騒ぎをして捕まえたが、大きいのでいくつかに切って力持ちのおばあさんが背負いびくに入れて、何度にも分けて運んだ。しかし、疲れて頭だけが残りおき去りにしようとした。するとうなぎの頭が「まだひとっくるま残っているよ」と。その気味悪い声を聞くと、おばあさんはまがった腰を伸ばすようにして走り、村に戻って家で寝込み病気になったという。
(出典:葉山山楽会「葉山の山歩きコース」)
2017.06.13

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