本当は香港大学を横断してひと駅分歩いて戻り、西營盤駅で乗り上環駅で降りるつもりだったのですが、大学が想像以上の起伏でして。無理でした。無謀でした。
□蓮香居
香港の飲茶をいただこうと上環駅で降り、8分ほど歩いたところにあります。
アクセスは悪いですが、朝からやっているので、早めのランチがとれます。
ここは香港式?ワゴンで飲茶の店です。
エレベーターで2階へ。
そこはまさに、The香港。
丸いテーブルが所狭しと並べられ大混雑。空いてる席に勝手に座るが流儀らしいのですが、むりー!
レジのおばさんに助けを求めると、3階に行きなー と言われた気がして、またエレベーターに乗り3階に。
状況はあまり変わってない気が。
しかしおじさんがおいでおいでと呼んでくれ、4人テーブルに一人おじさんが座っているところに案内してくれました。
香港は相席が通常なので、そのおじさんに挨拶して座ったものの、おじさんが、味がありすぎて。
じーっとおじさんに見つめられながら、さて、何をどうすれば?
お茶は何がいい?と聞かれた気がしたので、唯一言える「烏龍茶」と叫ぶ(大きな声じゃないと伝わらない騒音)と、目の前に灰皿のようなガラス器と急須が。
するとおじさんが無言で指差し。
ガラスの器にお茶を入れて茶碗を洗うの。
え?そうなの?
指示通り茶碗をアチチしながら洗うと、おじさんが満足げに頷き、茶を注げと。
え?なんで言ってることわかるの?
え?いや、なんとなく。
日本語でゴニョゴニョ会話しながら、とりあえずお茶にありつけました。
さて。ワゴンがやってきました。おじさんの指差し指示通り、テーブルに挟んであった紙をワゴンおばさんに渡して欲しい蓋が開いてて中身が見えるセイロを指さすと、その下から熱々の海老シュウマイをテーブルにおいてくれる仕組み。らしい。
とりあえず、食べる。
うっ!うまっ!なにこれ、うまっ!
味がしっかりしていてプリプリでモチモチ!
次から次へと来るワゴンを覗いては、ほしいものを指差して、紙にはんこをもらいます。
紙は値段別になっていて、20~50くらいだったかな。ハンコの数だけレジでお金を払う仕組みらしい。
お粥は壁際に鍋がおいてあって、おばさんが給食のようによそってくれます。
お茶はなくなったら、蓋を外しておくとお湯を継ぎ足してくれます。
ところで無愛想な親切おじさん。
常連さんらしいんだけど、お茶を飲むばっかりで飲茶に手を出さない。ワゴンおばさんに「食べないなら出てけー」と言われてる感じ。
「欲しいものが来ないんだよ」と言ってる気がする。
ここまで来ると、おじさんが待ってる飲茶が気になって、席を立つに立てない。
主人とお茶をすすりながら、その時を待つ。
動いた!おじさんがワゴンへ!
肉まんかよっ!
しかも3つ。食べられるの、そんなに?
美味しいし、おじさん面白かったし、良い体験ができました。
ちなみに、ここ蓮香居は有名な蓮香楼の姉妹店なのですが、蓮香楼で売っているという、店で使っている茶器のセットがここでも売ってました!
茶葉を入れる器と茶碗4つで65ドルくらいだったかな。安いですよね?
欲しかった!けど、その箱を持ってあと半日過ごす自信がなかった。
今でも思う。あのとき、買えばよかったなー
#香港 #香港ランチ #飲茶