❤️佐賀旅 11/3撮影
#チーネコ本棚
《ギャラリーペクパソン》
順序が逆になってしまいますが、有田を語るにはここからかな……
上有田駅から有田駅に向かって歩いてきたら、この像に出会いました。まさに私を有田まで招いた人。
『龍秘御天歌(りゅうひぎょてんか)』
『百年佳約(ひゃくねんかやく)』
村田 喜代子 著
この小説を読んで有田に行きたくなったのです。
豊臣秀吉の朝鮮出兵のとき連れてこられた朝鮮の陶工たちの物語です。
百 婆仙(ペクパソン)
通称で本名はわからないのですが、私は親しみをこめて百婆(ひゃくばあ)さんと呼んでいます。この人はまさに連れてこられた一世の人で、何百人もいた朝鮮の人たちのリーダー格の人だったようです。苦労して旦那さんと窯元を大きくして、優れた陶磁器を産み出していきました。佐賀藩は朝鮮の人に日本名を名乗らせ風習を押し付けました。
一世の人たちは日本と朝鮮の間で翻弄されます。生まれは朝鮮、暮らしていくのは日本。旦那さんの葬式は朝鮮式でやりたいのだか、そうもいかない……
二世の人たちは日本生まれ。両親から朝鮮での暮らしを聞いて育った。でも日本で生まれ育った。二世には心のなかで葛藤があります。
そして何十年も経つと三世の結婚❤️
在日朝鮮人どうしか? 日本人と結婚するのか?
そんなストーリーでした。
あー、百婆さんの像があったのね。やっぱり有田で暮らす陶工たちみんなのお母さんだったんだ‼️
本当にこういう人がいたんだと思うと感激❤️でした。
後で知ったのですが、ここは日韓の作家が作った陶磁器を展示するギャラリーなんですって(^○^)
有田陶磁器まつりのときは公開するそうです。
秋の【有田陶磁器まつり】は11/20~24です。
じつは村田喜代子さんの小説を読む前に
韓流時代ドラマ『火の女神ジョンイ』を見ていて🔍️したら村田さんの小説が紹介されていました。それで知ったのです。
『ジョンイ』は李氏朝鮮で女性陶工として活躍していた女性のドラマでした。何が繋がるかわからないですね。
百婆さん、有田を教えてくれてありがとうございました。心のなかで御礼を言いました。
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