真冬の日本から33℃の暑さのベトナムへ。
ホーチミンの楽しみといえば、街中の路地の屋台でフォーの食べ歩きや市場巡りですが、ホーチミンで一番心に刺さったのが、ベトナム戦争の歴史記念館でした。(あまりに悲惨な内容の展示で、写真は撮れませんでした)
ベトナム戦争があったのは1970年代。
戦争については子供の時に世界史の近代史として学習したのみでしたが、ベトナム戦争の戦後は今もここでは続いていました。
報道カメラマンたちが撮影したリアルな従軍写真は、<歴史として、こんなことがあったでは終わらせてはいけない>と言う強いメッセージを発信していて、涙目になりながらも最後まで全ての写真をみてきました。
アメリカ軍により化学剤の枯葉剤が国土の25%にまかれ、ナパーム弾が女子供しか残されていない農村部に落とされ、赤ちゃんからお年寄りまで兵士ではない人たちまでが一掃作戦で虐殺された事実。殺した農民の首を切り落としその脇で談笑する米国軍兵士の姿。
戦後に兵士がPTSDを発症するのもわかる狂気の戦争がこの地であったことを写真は物語っていました。
米国とソ連の代理戦争として国土が二分され、ベトナム人同士で戦わなければならなかったこの国の歴史と惨劇は本来ならば、もっと世界に向けての発信されなければならないものではないかと感じています。
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2023.12.30

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