〈夫婦で金沢能登の旅 その10*成巽閣〉
広い兼六園の南東にある小立野口の近くに、成巽閣(せいそんかく)があります。(歴史博物館 重要文化財)
兼六園と金沢城公園で十分満喫できるので、うっかり見落としがちですが、時間が許せば、わざわざ訪れてほしいスポットです。
ここは江戸末期、前田家13代齊泰が母堂にあたる12代奥方、眞子龍院(鷹司隆子)のために造営した奥方御殿です。
贅を凝らした美しい造りですが、注目したいのは、謁見の間。(公式の御対面所として使用されていました)
花鳥を透かし彫りにした1枚板の欄間は、本当に鮮やかな色と共に忘れられないです。
そして、2階にある折上天井に群青(ウルトラマリンブルー)を用いた群青の間も、必見の価値あり。
10月から11月末までは前田家の奥方展も開催されて、華麗な刺繍と優雅な色彩の衣装、調度品も見ることができました。
(撮影は庭のみOK)(水曜休館日)
#金沢 #成巽閣 #優美な世界