〈絵と静かに対峙する贅沢*ベルナール・ビュッフェ回顧展〉
渋谷・東急百貨店本店横にある、Bunkamura。
ここのザ・ミュージアムにて、先月21日から1月24日までの冬の2ヶ月、ベルナール・ビュッフェの回顧展が開催中です。
先日10ヶ月ぶりに、大好きなことりっぷユーザーさんと再会の喜び!
そして一緒にアート鑑賞を楽しんできました。誘ってくださり、ありがとう。
ビュッフェは20世紀後半のフランスを代表する画家。
黒く鋭い描線が、見るものを惹き付けてやまない重厚さとクールな印象がある作風です。
風景を描いても、人はほとんど目立たず、どこか抽象的だったり。
かといえば、チラシのピエロのように、心の内面を見透かされそうな、ハッとする構図と色は、好き嫌いを超える魅力を放っています。
ビュッフェがどんな人生をたどったのか?絵と共にゆっくり味わうのも、また豊かな時間になりました。
ここでは詳しく語りませんが、苦しみ悩んだこともまた、心のうちを表現する糧であったということ。ビュッフェにとっては描くことこそが人生だったのです。
試行錯誤しながらの集大成の中でも、大きな作品は、生で観たならではの迫力がありました。
いわゆるルノワールやモネといった分かりやすく人気の画家ではないので、穴場です。その分、世界観にじっくり浸れますよ。
写真2枚めは、「カルメン」を描いた作品。舞台装置と衣装をデザインしたそうです。(奥さまのアナベルがモデル)
3・4枚めは、回顧展でも掲げられた作品。(自宅にあった絵葉書)
ラストはパリとロンドンを描いた作品(こちらは回顧展では出てきませんが、無機質な建物は削ぎ落としたようにスタイリッシュです。自宅にあった絵葉書から)
ビュッフェのサインと描いた年号までが絵の構図に溶け込んでることにも注目してくださいね。
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