兵庫県生まれですが何故か祇園祭に惹かれて駐在先のロンドンから帰国してから20年連続でどんなことがあっても宵山には京都に駆けつけてきました。しかし、昨年はCOVID-19のため祇園祭の山鉾巡行・宵山行事の中止となり、1100年も前に疫病退散から始まった祇園祭なのに悔しかったですね。しかし、今年は最大の見どころの「山鉾巡行」は去年に引き続き中止されましたが、山や鉾を組み立てる「山鉾建て」が2年ぶりに行われ、14日、前祭にあわせて11基の山や鉾が建ち並びました。ことしの「山鉾建て」は観覧のためではなく技術の継承のため行われていて、祇園祭山鉾連合会では、感染対策のため観覧は控えるよう呼びかけていました。私も撮影の際に一瞬立ち止まっただけですが、今まであまり気にしていなかった組み立て技術ですが、くぎを使わずに縄だけで木材を固定する「縄がらみ」と呼ばれる伝統技法には圧倒されました。来年こそ山鉾巡行が疫病退散のためにも復活することを祈ります!
2021.07.19

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