一般的に夏のネパールは観光やトレッキングには不向きといわれています。
その訳は、季節が雨季だから。
南部のジャングルのチトワンもカトマンズもヒマラヤも6-9月は雨がつづきます。
もちろんこの時期にトレッキングをやるならば雨対策は必須で、大雨で動けなくなることも想定して予備日も必要となります。
更に雨季の山は蛭(ヒル)天国。
トレイルを歩いていると私たちに狙いを定め腰をクネクネ振る蛭とバッチリ目があいロックオンされます。
でも、それでも私たちは雨季の7月のランタン国立公園のトレッキングにチャレンジしてきました。
何故にわざわざ雨季に行くの?
乾季に行く方が快適に歩けるのでしょ。
確かにその通りですが、夏のランタン国立公園には冬の乾季には見ることのできない絶景のお花畑や、緑豊かな山があります。
その昔、イギリス人の登山 家・ティルマンが訪れた時に「世界で最も美しい谷のひとつ」と夏の花が溢れるランタン谷を表現しており、その言葉通りの美しい谷でした。
私たちが訪れたのは7月中下旬。
7月から8月の雨季の真っ只中にしか咲かない幻の花のブルーポピーやヤクが山の中でのんびりと草を喰む光景、山の中腹にあるカルカで振舞ってもらうヤクミルクのミルクティなど、乾季に行ったら絶対に味わえないモノにたくさん出会えました。
雨にも降られ、ヒルに狙われ、高山病や熱中症で吐いたりもしましたが、夏のランタン国立公園での経験はブライスレス。
夏のランタン国立公園、雨にもヒルにも負けずに歩ける方には、絶賛おすすめです。
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