福井県年縞博物館
年縞をよく知らないまま、建物の美しさに惹かれて訪れました。
新しくなった渋谷駅、とらや赤坂店、鹿猿狐ビルヂングなどもデザインされた内藤廣氏の作品です✨
年縞とはざっくり言えば湖底堆積物の年輪のようなもの、かな?
三方五湖のひとつの水月湖は世界でも例がないほど珍しく7万年もの長い間の年縞を形成し続けていて、そこに堆積された花粉を調べることで当時の森の様子や周辺の景色が分かります。
博物館に展示されているのは、水月湖から掘り出した45mの年縞の実物をステンドグラスにしたもの。
この年縞ステンドグラスを作るのはとても大変で、丁寧に説明して頂きました🗒✍🏻
ボーリングで 1mずつ深さが重複するように計101本泥の円筒を取りだし、年縞がわかりやすいように薄く切り出し、ドイツで凍結乾燥して水分を除去して樹脂で固め、サンドペーパーと砥石で50マイクロ(1mmの1/20)まで磨いて作られました。
真っ暗な湖底で7万年もの間眠っていた泥などが光り輝くステンドグラスとなって蘇ったのにはロマンを感じました✨✨
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