三重から日帰りで知覧をどこまで回れるかチャレンジ①
富屋食堂🏠ホタル館
この富屋食堂は大東亜戦争末期に特攻最前線となった知覧陸軍基地の指定食堂として選定され、出撃を目前にした特攻隊員の憩いの場所となっていました。
女将であった鳥濱トメさんが彼らのお世話をして、皆トメさんの玉子丼を食べたあとには2階で談笑し歌を歌って翌朝出撃して行ったといいます。
終戦後もこの建物を後世に伝えるためトメさんと実孫の鳥濱明久さんが資料館として保存してきました。
ホタル館富屋食堂には検閲を通っていない特攻隊員の遺書や遺品、写真などを展示。トメさんの生涯についても知ることができます。
ホタル館の名は明日出撃となったある特攻隊員が
「明日、敵艦を沈めた後に戻ってくる」と言ったそう。
トメさんはどうやって戻ってくるのか尋ねると
「ホタルになって戻ってくるからどうか追い払わずに」
と言って翌朝出撃していきました。
その日の夜本当に1匹のホタルが富屋食堂に入ってきて
「◯◯が帰ってきた!」とみんなで歓迎したと言う話からつけられました。
知覧の歴史にはこの富屋食堂とトメさんはとても重要です。
当時のまま残っていますのでその時の様子が目に浮かび考えさせられます。
「トメ」と言う名は子供はもうこの子で最後と言う意味で末っ子につけられることが多かった名前です。トメさんは自分のこの名前が嫌いで親しい人には豊かな意味をもつトミと呼ばせていました。
富屋食堂はそこからきた名前みたいです。
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