見上げる岩の壁🪨🪨🪨
【おさるばたけのおおきりぎし】
お猿畠の大切岸
🪧解説より🪧
切岸とは、山城などで敵の侵入を防ぐ
人工的な崖のことです。大切岸は、長さ800m
以上にわたって高さ3~10mにもなる
切り立った崖が尾根に沿って連続しています。
従来、鎌倉幕府が三浦一族からの攻撃に備えるために、切通の整備と一体のものとして築いた、
鎌倉時代前期の防衛遺構だと言われてきました。
しかし発掘調査を行ったところ、
現状の断崖は四角い板状の石材を切り出す作業を
大規模に行った結果、最終的に城壁のような形で
掘り残されたもの、つまり石切り場の跡だと
いうことが確認されました。
石切りが行われた時期ははっきり判りませんが、
宝永4年(1707年)に噴火した富士山の火山灰が
上に堆積していたので、石切り作業はおおむね
それ以前に終了しています。
一方、14~15世紀の鎌倉では、建物基礎や
溝の護岸、井戸枠などに周辺の山から切り出した
石材が盛んに用いられていますので、
ここで大規模に石切りが行われたのも、
その頃が中心ではないかと考えられます。
この結果のみをもって、大切岸に鎌倉を防御する
目的は一切なかったと即断することはできませんが、従来の通説を再検討する必要に迫られています。
なお、お猿畠という地名は、鎌倉を追われた日蓮が、この付近で三匹の白猿に助けられたという伝承に
因むものです。
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