【ゴッホ展〜家族がつないだ画家の夢@東京都美術館】
大阪(夏)から始まって、いよいよ9月から東京会場(東京都美術館)にて開催中のゴッホ展に、素敵ユーザーさんと観に行きました。
ゴッホの描く世界観はなぜ、こんなにも皆を魅了してしまうのでしょうか?ー
何度となく、美術展や映画などで取り上げられるゴッホは知れば知るほど、強烈な個性を放つ存在です。
誤解を恐れずに表現するなら、緻密で上手いと唸らせるタイプでない。
好き嫌いを超えた、観る者の心にさざ波を起こして、足を留めてしまう魅力といったらいいのかな。
絵を前にすると、魂のような何かが宿っているように思えて、忘れられなくなる魅力があります。
私はこれまで過去に、
2016年秋の「ゴッホとゴーギャン展」
共同生活を送りながら切磋琢磨して、より良い作品制作が出来ると夢みたものの、3ヶ月で頓挫。
(初めてゴッホの人柄と作品を知る)
翌年2017年秋「ゴッホ展~巡りゆく日本の夢」
こちらはゴッホが浮世絵に大きな影響を受けたのがよく分かる美術展でした。
(ゴッホ=ひまわり ではなく、浮世絵の模倣から、日本に憧れていたのも知りました)
2019年秋も、上野の森美術館で「ゴッホ展」が再び!
有名な糸杉の絵に会場中の皆さんが見入っていたのを覚えています。
また、原田マハさんの著書「たゆたえども沈まず」
弟テオがゴッホの可能性を信じて、全面的にサポートしたことが小説の中でも語られています。
ゴッホを愛するマハさんの文章が冴え渡って、是非にのオススメ!
そして映画「ゴッホ 最期の手紙」
「永遠の門 ゴッホの見た未来」の2作もスクリーンで観てます。
ゴッホは性格的にも社会的にも理解されにくく、数奇な人生を歩み、独自の画風を成し得て、没後認められました。
牧師の長男として生まれたけれど、画商として働くもやがて解雇され、その後も職を転々としては続かず。
伝道師にもなれずの果てに、画家を志して活動したのは、37年の生涯のうち10年間だそうです。
もう少し長生きしていたら、時代はゴッホにもっと近づけたかもと思うと惜しまれてなりません。
今回の美術展では、ゴッホ美術館にある作品をメインとしているので、ゴッホが描いた作品はやや少なめ。ゴッホの独自性に至る影響を受けた作品も多く展示されています。
家族との手紙も必見です。
投稿の写真は、ゴッホ作品群をフラッシュ映像にしたものとなります(ここだけ撮影許可)
*東京は12月21日まで
その後は名古屋(愛知県美術館)で来年1月3日から3月23日まで開催予定です
ご興味ある方はチェックしてくださいね。
#ユーザーさんとアート散歩
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#東京都美術館 #上野
2025.09.30

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