大正モダンなお店でなめらかプリンを堪能

軒先のキュートなのれんが目印

古い町並の一角に建つ「高山プリン亭」。大正時代に作られた建物を改修した店舗には、当時のままの囲炉裏を備え、昔ながらの日本家屋の趣を残しています。

飛騨牛乳を使った保存料不使用の自然派プリン

看板商品の高山プリン（なめらか・400円）は、飛騨牛乳をはじめ卵や生クリームなど、国産の材料を使用しています。原材料が少ないプリンだからこそ材料を厳選。商品名の通りなめらかな食感で、素材本来のおいしさが味わえる一品です。アクセントになっているバニラビーンズは、入手困難とされている最高級のマダガスカル産。口の中には豊かな香りが広がります。

雪国いちごプリン（左・450円）や雪国プリン（中央・430円）、雪国珈琲プリン（右・430円）

ほかにも、高山の雪景色をイメージしてつくられた雪国シリーズのプリンもそろいます。白いプリンは牛乳プリンではなく、特別な卵黄を使用したプリンです。もちろん、テイクアウトも可能なので、おみやげにもおすすめですよ。

素材の個性を生かしたチーズケーキ専門店

JR高山駅から車で7分ほど。古い町並などの観光地から少し離れた、閑静な住宅街に「カフェ る・しえる」はあります。 もともとは多彩なスイーツを扱うお店でしたが、10年以上ホテルのパティシエを経験したオーナーがつくるチーズケーキが絶品と評判になり、いつしかチーズケーキの専門店となったそうです。

種類に富んだチーズケーキに思わず目移り

チーズケーキは400～700円（種類により異なる）

店頭には毎日10種類前後のケーキが並びます。レアチーズ、ベイクドチーズ、バスクチーズケーキなどバリエーションが豊かなチーズケーキが並び、クリームチーズやカマンベール、ゴルゴンゾーラなどチーズの種類も豊富。きっと好みに合った一品が見つかるはずです。 ほかにも、飛騨りんごをはじめ、宿儺（すくな）かぼちゃや飛騨桃といった地のものを組み合わせたチーズケーキも充実。それぞれの食材と合うように、土台となるチーズの種類や固さもさまざま。味はもちろん見た目も美しく、端々からオーナーのこだわりが感じられます。

季節によってさまざまな食材が使用される

人気のケーキは売り切れる時間が早いため、予約がおすすめ。日により店頭に並ぶチーズケーキの種類は異なるため、電話で問い合わせて確認してみてください。

ホテルラウンジで味わる季節のスペシャルパフェ

2020年6月に新館が誕生した、高山で最大規模を誇る高山グリーンホテル。その中にあるラウンジカフェ「木乃香」では、パティシエ監修の贅沢なパフェを味わえると地元で話題に。その評判は徐々に広がり、現在ではパフェを目当てに、多くの観光客が訪れるようになりました。

たっぷりと旬を味わえるビッグサイズ

ぶどうパフェ（1500円）

人気のパフェは月替わり、3～4月はイチゴ、8月は飛騨桃、9月はブドウなど、それぞれ旬の食材を満喫できる内容です。20cm以上の大きなサイズで、旬の素材を贅沢に味わえます。 また、店内からは施設内の日本庭園が見られ、春の桜や秋の紅葉、冬は白雪など、季節ごとに姿を変える美しい景色が広がります。高山観光で疲れた体を癒やすのにぴったりです。

ショートケーキ（550円）と飛騨りんごジュ ース（700円）

パフェのほかにも、ケーキやドリンクも用意。ラウンジの利用は宿泊者以外も可能なため、スイーツを味わうためだけに訪れることもできます。ホスピタリティの高い落ち着いた空間で、ホテルスイーツを堪能してください。

江戸から明治時代にかけての面影を感じる古い町並をはじめ、古き良き伝統が今も息づいている高山市。観光の途中にぜひ絶品スイーツを味わって、より充実した旅を楽しんでください。

＊＊＊ 今回ご紹介した内容は、2021年3月にアップデートした「ことりっぷ 飛騨高山・白川郷」に掲載中です。より実用的・よりかわいい・より便利な一冊に生まれ変わったことりっぷをぜひ手に取ってみて下さいね。

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