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2021.05.21
縁側のちゃぶ台でのんびりいただくお昼ごはん♪鎌倉「てぬぐいカフェ 一花屋」
築80年以上の日本家屋でくつろぐことのできる「てぬぐいカフェ 一花屋(いちげや)」。手入れの行き届いた庭を臨む広間にはゆったりとした広縁がしつらえてあり落ち着いた時間が流れます。ちゃぶ台を囲んで手づくりのスイーツや温かいお茶とともに一息つきませんか?
緑に囲まれた黒板張りの一軒家カフェ
江ノ電長谷駅から徒歩5分
細い路地が入り組む鎌倉・長谷エリアにある「てぬぐいカフェ 一花屋」は、鳥居の前に江ノ電の踏切のある御霊神社のすぐそばです。昭和初期に建てられた日本家屋で、ツタなどの植物がからんだ竹垣の先にある風情のある門をくぐって入ります。
レトロな玄関の奥で出会うのは日本で使われ続ける手ぬぐい
門をくぐるとすぐにある引き戸の玄関
リノベーションはせずに建築当時そのままの店内は、昭和の時代の生活様式が所々に垣間見られます。 その時代は手ぬぐいが日常的に使用されていたことから、カフェの座布団カバーやコースターなどは店主が手ぬぐいを用いて手作りしたものが使われその良さを再発見できます。 カラフルで色柄の楽しい手ぬぐいは100種類ほどあり販売もしているので、カフェで一息ついたらお気に入りを選ぶのもおすすめです。お土産にしてもいいですね。

伝統的な豆絞りからイチゴが描かれたかわいい絵柄など見ているだけでも楽しくなる「手ぬぐい」(880円~)(右下)メニューの表紙や座布団などにも使用
ほっとした気分になる味わい深い広縁のある和室
欄間や引き戸などからは生活様式の豊かさも感じられる
大きなテーブルが1台置かれた12畳の和室は、2方向に幅の広い板敷の縁がしつらえてあり開放感も感じられる明るい部屋です。季節の花が所々に生けられ、ちゃぶ台のある縁側はノスタルジックな雰囲気も漂います。

広縁にはイス席が2か所設けられどの席からでも庭の緑が見渡せる
縁側のちゃぶ台でほおばるふんわりとしたおむすび
ハランの葉が添えられる「おむすびのお昼ごはん」(1650円) ※コーヒー・紅茶・ほうじ茶・デザートから1品選択
まるで親戚の家に遊びに来たかのようにくつろいだ気分になれる店内では、調味料から手づくりする健康に配慮したランチがいただけます。熊本の無農薬栽培の米を使った「おむすびのお昼ごはん」は、藤沢市の契約農家の野菜を和え物や煮物にたっぷり使ったお惣菜の盛り合わせ。タルタルソースやぬか漬け、おむすびの梅干しに至るまで自家製の優しい味わいです。
温かみのある器で心和むティータイム
レーズンとアーモンド、ヒマワリの種、シナモンなどのスパイスたっぷりのマクロビスイーツ「キャロットケーキ」(550円)、京都小山園の抹茶を使用した「ほっと抹茶オレ」(660円)
ここのカフェでのもう一つのお楽しみが日本各地の器です。「キャロットケーキ」のどっしりとした器は沖縄の焼物・やちむん、「ほっと抹茶オレ」のミツバチのかわいいカップは益子焼の作家さんの一点もの、冷たい飲み物には透明感の感じられる琉球ガラスなど一点一点丁寧に作られた器が心を和ませてくれます。 長谷エリアの散策途中に立ち寄ってのんびりと過ごしてくださいね。
てぬぐいカフェ 一花屋
テヌグイカフェ イチゲヤ
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高橋茉弓
Writer
高橋茉弓

おやつの時間を何よりも大切にするライター&カメラマン。波の音とカフェがあればそれで幸せ。
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