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2022.12.22
新潟のおいしいごはんと雪見温泉も♪ 越後妻有・魚沼エリアのおすすめ温泉宿5選
日本三大薬湯で有名な松之山温泉や県内有数の湧出量を誇る南魚沼の六日町温泉など、雪国・新潟の中でも豪雪地帯として知られる越後妻有や魚沼エリアの温泉宿をご紹介します。のんびりと温泉に浸かりながら、雪景色を眺めてみてはいかがですか?
豪農の館を移築した新潟・南魚沼の温泉宿「ryugon」
日本3大薬湯で知られる松之山温泉の老舗旅館「ひなの宿 ちとせ」
ワインや地酒と合わせるペアリングディナーが楽しめる「酒の宿 玉城屋」
森の中のカジュアルなオーベルジュ「醸す森」
【足をのばして】スノーピーク初の温浴リゾート「スノーピーク フィールド スイートスパ ヘッドクォーターズ」
豪農の館を移築した新潟・南魚沼の温泉宿「ryugon」

ヴィラ棟の客室は、六日町温泉のお湯を引いた露天風呂付き
JR六日町駅から車で6分ほど、坂戸山のふもとに位置する「ryugon」は、自然に囲まれた約1500坪もの敷地に、幕末時代に建てられた大小16もの古民家を移築してリノベーションした温泉旅館です。 現代風に改装された館内は、雪国の家屋の特徴である太い柱や梁に木のぬくもりが感じられる落ち着いた空間。広々とした和洋室「ヴィラスイート・プレミアム」や純和風の「クラシック」など、32の客室が用意されています。
魚沼の伝統料理の数々が味わえる

雪国ならではの郷土料理が盛りだくさん
食事は囲炉裏を配したメインダイニングでいただきます。酒粕を使った発酵食や山菜の保存食など、地域に伝わる素朴なごちそうは滋味深い味わいで、羽釜で炊いた魚沼産コシヒカリのごはんが進みます。 こちらの宿では、地元のお母さんに郷土料理の作り方を教わるワークショップも人気。雪国に伝わる独特な食文化を楽しく学ぶことができますよ。
「ryugon」の記事はこちら

ryugon
リュウゴン
日本3大薬湯で知られる松之山温泉の老舗旅館「ひなの宿 ちとせ」

源泉かけ流しの露天風呂「月見の湯」。あつ湯とぬる湯に分かれている
十日町市の静かな山間にある松之山温泉は、草津温泉、有馬温泉と並び「日本三大薬湯」と称される温泉地です。太古の海水が地層に閉じ込められてできた化石海水型という温泉で保温効果が高く、湯冷めしにくいという特徴があるのだそう。 昔ながらの温泉地の風情を漂わせる通りにたたずむ「ひなの宿 ちとせ」は、1907年創業の老舗旅館。松之山温泉の名物である湯治豚や雪室野菜などを使った、里山ならではの郷土料理が評判の宿です。

掘りごたつがある10畳の和室
客室は、スタンダードな和室からツインベッドがある和洋室、源泉掛け流し露天風呂がある特別室など、10タイプのお部屋が用意されています。館内の廊下はすべて畳敷きになっているので、湯上りの素足に畳の心地よい感触が伝わります。
ランチでも味わえる、松之山名物の湯治豚

ランチの人気メニュー「湯治豚重定食」1550円
評判の食事は、十日町の棚田で採れた「棚田米」や新潟の銘柄豚「妻有ポーク」を熟成させた「越乃紅(こしのくれない)」、最高級A5ランクの「にいがた和牛」など、地元の美味をたっぷり味わえる里山会席です。 なかでも「越乃紅」を温泉熱で低温真空調理した「湯治豚」は驚きの柔らかさ。こちらの宿ではランチ営業も行っていて宿泊ゲスト以外も利用できるので、十日町散策の途中で立ち寄るのもいいですね。

ひなの宿 ちとせ
ヒナノヤドチトセ
ワインや地酒と合わせるペアリングディナーが楽しめる「酒の宿 玉城屋」

(右)お酒をサーブする山岸さん(左上)お酒や酒器がずらりと並ぶダイニング(左下)長期熟成の日本酒によく合う、網取りの鴨ロースト
宿の名前にもある通り、こちらはお酒と食事が楽しめる温泉宿です。4代目若旦那である山岸裕一さんは、ソムリエ&酒匠(利き酒師の上位資格)の資格を持つお酒のスペシャリスト。越後の地酒をはじめ、厳選した日本酒やワインをそろえており、地場産食材を使ったフレンチディナーとのペアリングが評判です。
洗練されたデザインの客室でくつろいで

露天風呂付きツイン「檜」の部屋。檜造りの露天風呂は松之山温泉の源泉かけ流し
客室はベーシックな8畳の和室から、露天風呂付きの和洋室まで全8室。2021年3月に新設されたお部屋はすべて異なるテーマでデザインされています。 たとえば、露天風呂付きツイン「檜」の客室は「リトリート」がテーマ。落ち着いた色調に統一した室内には、新潟に工房を構える和紙作家・坂本直昭さんのアートが飾られ、リラックスして滞在できます。 また、露天風呂付きアートルーム「虹」は、部屋全体がアート。壁面を鮮やかに彩る虹のアート作品を眺めているだけで、元気がもらえそうなお部屋です。4名まで宿泊できるので、女子会に利用する人も多いそうですよ♪

酒の宿玉城屋
サケノヤドタマキヤ
森の中のカジュアルなオーベルジュ「醸す森」

シックな雰囲気のレストラン。大きな窓の外には里山風景が広がる
松之山温泉の温泉街から少し離れた森の中にたたずむ「醸す森」は、「酒の宿 玉城屋」の姉妹宿として2018年にオープンした一軒宿。美酒と美食が楽しめる隠れ家として密かに人気を集めています。 大きな山荘のような建物は1階がレストラン、2階がホテルになっています。地元の食材を使ったカジュアルな里山キュイジーヌが味わえるレストランは、宿泊ゲスト以外でも利用可能。厳選したワインや日本酒が常時100種類以上そろい、フランス料理とのペアリングが楽しめます。
スタンダードな和室からユニークなコンセプトルームも

15畳の広さがあるスタンダードツイン
2階の宿泊フロアには、スタンダードな洋室や和室など全8室。松之山温泉の温泉街と源泉は異なりますが、こぢんまりとした温泉も付いています。 森を見渡す展望風呂付きの特別室「醸す森スイート」や「里山スイート」のほか、室内にいながらキャンプを楽しんでいるような疑似体験ができる「インドアキャンプルーム」などのユニークなコンセプトルームも選べます。2023年4月頃には、新たにグランピング施設も新設される予定だそうですよ♪
「醸す森」の記事はこちら

醸す森
カモスモリ
【足をのばして】スノーピーク初の温浴リゾート「スノーピーク フィールド スイートスパ ヘッドクォーターズ」

敷地内にある「Restaurant 雪峰」は、食を通じて地域の魅力を発信する、自然を感じられるレストラン
最後は、越後妻有から少し足を伸ばしたところにある新しい温浴施設「スノーピーク フィールド スイートスパ ヘッドクォーターズ」をご紹介します。 JR燕三条駅から車で40分ほどの、アウトドアブランド・スノーピークのキャンプ場が拡張され、温泉やサウナ、宿泊ヴィラ、レストランやショップを新設して2022年4月にオープン。

自然を五感で感じられるヴィラ
キャンプのほかに、ラグジュアリーなヴィラやおしゃれなトレーラーハウスなど滞在スタイルの選択肢も増え、自然を満喫しながらくつろげるぜいたくな施設に生まれ変わりました。
開放感あふれる天然温泉には、絶景サウナも
眺望をテーマとした大浴場
100%自家源泉の露天風呂と内風呂がある温浴エリアは全面ガラス張りで、目の前に日本三百名山の一つである粟ヶ岳のパノラマ絶景が広がります。源泉の雪峰温泉は湯あたりしにくく、肌の角質を取る美肌効果も期待できるそうですよ♪
セルフロウリュが可能な360度型のサウナストーブを完備
サウナストーブを囲むように座席が配置されているサウナ室は、まるで焚火を囲んでいるような気分。しっかりと汗をかいたら、スノーピークのチェアが置かれた外気浴スペースで、粟ヶ岳を眺めながら休憩しましょう。
「Snow Peak FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS」の記事はこちら

Snow Peak FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS
スノーピークフィールドスイートスパヘッドクォーターズ
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小野澤啓子 写真:山田ミユキ
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