のどかな河川敷を河津桜が彩る「旧中川河川敷」

江戸川区と墨田区、江東区の境を流れる「旧中川」。ゆるやかな堤防と大きく蛇行する昔懐かしい眺めは風情たっぷりで、江戸時代には浮世絵の題材にもなった場所です。 平井駅と亀戸駅の中間あたりの河川敷は、2月上旬の河津桜からソメイヨシノまで、5種・260本ほどを順に楽しめる桜の名所。東京スカイツリー（R）やJR総武線との競演も見られるので、のんびりさんぽしながらベストスポットを探してみましょう。

撮影：スターユーザーゆーこ。さん

純喫茶好きの聖地♪平井駅近くの「珈琲ワンモア」

河津桜スポットへの最寄り駅であるJR平井駅。北口から徒歩2分ほどの場所にある「珈琲ワンモア」は、1971年に創業した喫茶店で、喫茶店好きの間では“聖地”として知られます。 メニューは自家焙煎のコーヒーなどのドリンクと、ドリンクに合う軽食が中心。卵のやさしい味わいがレモンと合うフレンチトースト（写真）など、十数種類ものサンドイッチやトーストが揃います。フレンチトーストと人気のホットケーキはお得なセットメニューも。

レトロな喫茶店メニューがずらり♪「喫茶 東京郊外」

旧中川河川敷から亀戸方向の最寄り駅である東武亀戸線・亀戸水神駅。駅すぐ近くに「喫茶　東京郊外（とうきょうこうがい）」があります。2022年オープンのお店ながら店内や食器はレトロな雰囲気。緑豊かな亀戸中央公園が近く、のんびりした雰囲気も魅力です。 ランチにもお茶にも便利なメニューが豊富なこちら。オムライスやナポリタン、ピザトーストなど、クリームソーダ、プリン（写真）など、喫茶店の王道メニューを楽しめます。

“幻の江戸野菜”亀戸大根に舌鼓♪「亀戸升本 本店」

1階はゆったりとしたテーブル席。ほかに大広間や個室もある

JR・東武亀戸駅北口から徒歩7分、大根が描かれた白い壁の和食店「亀戸升本（かめいどますもと）本店」。地元の人のお祝いごとにも使われる明治38年創業の老舗和食店で、広々とした店内には気軽に使えるテーブル席もあります。こちらでは江戸末期から昭和の初めころまで亀戸に自生していた江戸の伝統野菜「亀戸大根」の料理をいただけます。

お店の名物「亀戸大根あさり鍋めし」（ランチメニュー）