アロマセラピストのオーナーが一人で切り盛り

ゆったりとくつろぎながら、丘を吹きぬける風を感じられる

JR越中八尾駅から車で約5分、ハーブが香る庭に囲まれた丘の上に「ゲストハウス・アバンダンスガーデン八尾」はあります。空気の澄んだ日には、田園風景が美しい富山平野やその向こうに広がる立山連峰まですっきりと見渡すことができます。 もともとハーブが好きだったというオーナーの長谷川さんは、アロマセラピストとしても活躍しています。 思いきりハーブを植えられる場所に住みたいと、15年前に東京から富山にUターン。知人との交流の場として使っていた家を、ヨーロッパの宿泊スタイルである「B&B」（Bed&Breakfast）をコンセプトに改装。3年前よりゲストハウスとして運営し始めました。

外国の邸宅のような落ち着いた一軒家

玄関の扉を開けると、そこには外国の邸宅のような空間が広がります。西洋風の家具が揃ったラウンジには薪ストーブがおかれ、ピアノやギターなどの楽器も並んでいます。すべて自由に使うことができ、時には音楽好きの人々が集まり、ライブが開かれることもあるそうですよ。

ゆったりとくつろげる空間と特別な時間を愉しんで

ハーブの入った瓶が20種類以上並ぶラウンジの壁

ラウンジの壁にはハーブの入った瓶がずらりと並んでいます。 宿泊客は好きなものをハーブティーにして自由に飲むことができるのがうれしいですね。 予約があればアロマによるトリートメント（部分2ヶ所 30分 4200円〜）やマッサージ（フェイシャルコース30分 4200円〜）、 香りのスプレー作り（1080円〜）などの体験もできるそう。 そのほかバスルームにはリラックス効果のあるバスソルトが置いてあり、宿泊客は自由に使えるんですよ。美容と健康にも向き合える、有意義なひとときを過ごすことができます。

ラウンジの横のワークルームで、美しい景色を眺めながら手紙を書くのもおすすめ

館内には落ち着いた家具が揃ったダブルルームが1室と、ツインルームが2室。2階の部屋の窓からは、美しい富山平野の風景も楽しめます。 部屋ごとに少しずつインテリアが異なり、どの部屋にいてもアルプスの大自然の中にいるような、優雅な気分に浸ることができます。

伝統工芸の八尾和紙を使った椅子カバー

ワイングラスや猪口など、食器も充実

オーブンやコーヒーメーカー、ジューサーまで、自炊に必要なものが揃ったキッチンがあり、宿泊客は自由に食材を持ち込んで自炊することができます。

“富山は海、山の幸が豊富な食材の宝庫。ぜひ町に出て旬の食材を買い込んで、夕食を楽しんでほしい”と、オーナーの長谷川さんは言います。 また事前に予約をすれば、地元の食材を使った料理で人気の、富山市にある「カフェゴッコ」のシェフによる出張ディナーも可能（一人3000円〜）。 外食したい人は、歩いて10分のところにはイタリアンレストラン「エルバッチャ」や、また和食の懐石弁当のデリバリーなどもあり、富山の美味しい夕食をさまざまな形で楽しむことができます。

ワイン食堂　エルバッチャの記事はこちら

地元のオーガニック食材を使った朝食作りも楽しんで

オーナーが富山中をまわって調達する食材

「アバンダンスガーデン八尾」の人気のひとつである朝食。 希望があれば、オーナーの長谷川さんが美味しいと自慢できる、富山の食材を用意してくれます（一人 1000円）。手作りパン、うみたての卵やソーセージ、フェアトレードのコーヒーなど、富山県内にあるオーガニックな食材を作る農家などから買い付けてきてくれます。トマトやキュウリ、ルッコラなどの野菜やハーブも、夏場に限り自家菜園での採れたてをたっぷり用意してくれるそう。 旬の地元食材を使い自ら調理をして、風が吹き抜ける丘の上でいただく朝食は、何ものにもかえがたい贅沢な味がすることでしょう。

庭に植えられたたくさんのハーブがお出迎え

庭には数十種類のハーブやバラなどの花が咲き誇り、丘の下に広がる景色とともに、四季を感じる散歩を楽しむことができます。 日常を忘れ、美味しい食材に癒やされくつろぐ、実際に訪れてみなければ分からない至福の時間がここにはあります。 爽やかな「アバンダンスガーデン」の風を、是非体感しに来てみてはいかがですか。