江ノ島駅すぐ、ナポリピッツァの名店

ミロのヴィーナス像や小さなピッツァのオブジェが目を引く

江ノ電「江ノ島駅」から徒歩わずか３分。つねに多くの観光客でにぎわう「すばな通り」沿いに、「PIZZERIA & DINING PICO」はあります。 お店は、まだ「すばな通り」に飲食店がほとんどない、2003年に創業。20年以上も前から街を見守り続け、江ノ島の繁栄とともに歩んできた、老舗イタリアンです。

ゆるりと時を刻む、洗練された大人の食空間

店内は洗練された雰囲気でありながら、肩肘張らずくつろげるのが魅力。初めてでも緊張しない、ほっと落ち着いた雰囲気で、ついつい長居したくなります。

デートや女子会にぴったりなボックス席

香ばしい匂いが立ち込める店内は、活気あるオープンキッチンスタイル。シェフたちが腕をふるう様子を眺められ、待ち時間も楽しい時間に♪

心をこめて丁寧に焼き上げるピッツァ

発酵を終えた生地はパンのようにふっくら

お店のピッツァは、一からすべて手作り。オーナーシェフの中島さんが、気温や湿度をみながら発酵と熟成を行い、約２日間かけて作り上げています。 材料は、なんと小麦粉・岩塩・生イースト・水の４種類だけ。無添加で、安心＆安全な身体にやさしいピッツァです。

イタリアで料理の基礎を学び、この道一筋30年以上の中島さん

すべて手作業で焼き上げるナポリピッツァ

薄く広げた生地にトッピングしたら、約500℃に熱した特注の石窯で、一気に焼き上げていきます。 窯に入れてからが、中島さんの腕の見せどころ。窯の温度は場所によって違うため、専用の道具を使ってピッツァを動かしながら、窯の中で熱します。

外はパリッと、中もっちり。熱々のナポリピッツァ

「江ノ島ピッツァ」（2299円）。ピッツァにつける唐辛子オイルも自家製

そうして焼き上げられたピッツァは、焦げ目がつくほど縁までしっかり焼かれ、まさに王道のナポリピッツァといった仕上がり。食べる前から「おいしい」が伝わります。 種類豊富な中でも、おすすめは「江ノ島ピッツァ」。江ノ島の名産、湘南の釜揚げしらすと地元のサザエをふんだんに使った逸品です。

カリっと焼きあがったピザ生地は、耳までおいしい♪

濃厚な“うま味”が詰まったアンティパスト

「サザエのガーリックバターオーブン焼き」（990円）、「自家製パン6個」（330円）

地元でとれた新鮮なサザエに、こってりコクのあるバターとガーリックがあいまった「サザエのガーリックバターオーブン焼き」も、ぜひお試しあれ♪ サザエの身はもちろん、海のうま味が凝縮された煮汁は格別のおいしさです。手作りのパンに染み込ませて、最後の一滴まで楽しんで。

もう一つの名物、スープパスタも絶品

「PICO（ピコ）の看板スープパスタ」（1210円）

パスタが食べたいときは、「PICO（ピコ）の看板スープパスタ」をオーダーして。大きめのボウルに、なみなみと黄金色のスープ＆トマトソースが入り、にんにくの芳しい香りに食欲が刺激されます。 スープをごくり……。口の中から消えた後も、スープに溶け込んだだしのうま味とにんにくの香ばしさのが残り、おいしい余韻がたまりません。ツルツルとしたパスタとの相性もバツグン。

暑い日に食べたい、ひんやりデザート

「フローズンクレームブリュレ」（440円）

デザートのおすすめは、「フローズンクレームブリュレ」です。キャラメリゼされた表面はカリッと香ばしく、中はシャリッとシャーベット状態。さっぱりとした甘さのカスタードが、口の中でゆっくりと溶けていき、あと引くおいしさです。

食べ歩きスタイルの「One Hand Pizza」

「湘南生ハム」（756円）※仕入れ状況によってパルマ産生ハムになることもあります、「シラス」（702円）

片手で持ちながら食べられるミニピッツア「One Hand Pizza」は、コロナ禍をきっかけに生み出された、お店のニューフェースです。サイズは直径13㎝と小さいものの、熱々の焼き立てで提供される本格派。食べ歩きのお供にぴったりです。 ラインナップは全部で５種類。迷ったら、湘南しらすを使った「シラス」や「湘南生ハム」がおすすめですよ。 「PIZZERIA & DINING PICO」は、お食事、デザート、ドリンク、どれも品ぞろえ豊富でハズレのなしの名店。江ノ島で唯一「江ノ島ビール」の樽生も飲めますので、ビール好きな方は、お好きなピッツァと合わせてお楽しみくださいね。