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2026.04.29
鎌倉の奥行きにふれる街さんぽ♪古都の朝からティータイムまで
歴史の薫りに包まれた街、鎌倉。 光がやわらかく降りそそぐこの街を、朝から夕方まで一日かけて歩いてみませんか。築100年超の古民家での朝ごはんに始まり、歴史の重みを感じるお社に参拝、和漢ハーブで整えるランチ。この街には、あちこちに時間がゆっくり流れる場所が点在しています。観光客の喧騒から離れた路地裏や、静かな住宅街の一角に佇むお店を訪ねながら、鎌倉の奥行きを感じる旅へ出かけましょう。
まだ静かな朝の鎌倉で味わう海の恵みの朝ごはん「大まちや」

明るい日差しがふり注ぐ縁側
少し早起きしたら、鎌倉の朝は「大まちや」から。築100年を超える古民家を生かした定食屋さんで、長い歳月を刻んできた木の梁や、柔らかな風合いの漆喰壁が、訪れる人を優しく包み込みます。窓から差し込む朝の光の中で、素材の味も香りも丁寧に整えられた和食をいただく時間は、古都の空気と重なって、日常とは違う贅沢な充足を感じます。

「釜揚げしらすのっけごはん定食」(2300円)
湘南産の釜揚げしらすをたっぷりのせた「釜揚げしらすのっけごはん定食」。卵の黄身をほぐしながら食べるとしらすの塩味とまろやかさが重なり合い、焼き魚とともに海の恵みをたっぷり受け取れます。お味噌汁は、煮干しと鰹でとった出汁の香りがほんのりと立ち上り、それだけで体の力がふっとほぐれていくよう。豊かな素材の旨みが朝の身体をやさしく目覚めさせてくれます。
「大まちや」の記事はこちら
大まちや
大まちや
朝の参道に漂う八百年の静けさ「鶴岡八幡宮」

二の鳥居から続く段葛
「大まちや」で心と体を満たしたら、すがすがしい空気が満ちる朝の参道へ。若宮大路の中央に一段高く造られた段葛(だんかずら)を歩き、鶴岡八幡宮へと向かいます。源頼朝が鎌倉幕府を開いた12世紀以来、この街の象徴として親しまれてきました。 広大な境内には源氏池と平家池があり、夏が近づくと蓮の花が水面を彩り、古都らしい情緒あふれる景色を見せてくれます。

大石階段
本宮へと続く大石段を上って振り返ると、まっすぐに伸びる参道の先に相模湾の気配を感じることができます。かつてここが武士たちの都であったことを、肌で感じる瞬間です。

「鳩鈴守」(1000円)
本殿へと進み、神聖な空気のなかでお参りをした後は、おみくじを引いたり、季節のお守りを授かったりと、心穏やかな時間を過ごしましょう。
鶴岡八幡宮
ツルガオカハチマングウ
和漢ハーブのお茶とともに体を整えるランチ「green and water かまくら」

「さらさらさらりTea」(825円)
鶴岡八幡宮から東へと歩みを進めて、かつて大倉幕府が置かれた歴史深いエリアへ。源頼朝の御所があったとされるこの一帯は、現在は閑静な住宅街が広がる、鎌倉の素顔に出会える場所です。 その一角にひっそりと佇むのが、和漢ハーブティーの専門店「green and water かまくら」。ほうじ茶や緑茶をベースに、ハーブや和漢植物をブレンドしたオリジナルのお茶は、一口ごとに体の内側からじんわりと解きほぐされていくような心地よさをもたらしてくれます。

「ケーク・サレ プレート」(1265円)
ランチのおすすめは、見た目も鮮やかな「ケーク・サレ プレート」。野菜や鎌倉ハムの旨みをぎゅっと閉じ込めたケーク・サレは、しっとりとした生地と素材の塩味が絶妙なバランスです。香り高い和漢ハーブ茶を添えれば、午後の歩みも軽やかになりそう。歴史の断片が残る静かな場所で、心身をいたわるひとときを。
「green and water かまくら」の記事はこちら
green and water かまくら
グリーン アンド ウォーター カマクラ
受け継がれた日本家屋「古民家カフェ ユキノシタ」で静かなティータイム

築80年の古民家
「green and water かまくら」の周辺には、学問の神様として知られる「荏柄天神社」や、趣ある「鎌倉宮」も徒歩圏内。住宅街に咲く季節の花を愛でながら、普段着の鎌倉をお散歩するのも贅沢な時間です。 午後の光がやわらいできたころ、「古民家カフェ ユキノシタ」へ。築80年の日本家屋をリノベーションしたこのカフェは、長年ここで営まれてきた暮らしの記憶を大切に受け継いでいます。

桐の和ダンスをテーブルに
店内には、かつて使われていた箪笥や趣のある電球傘が当時のまま残され、懐かしくもモダンな空気が漂います。地元の鎌倉野菜やヴィーガンの食材を使い、素材の味わいを丁寧に引き出したランチやスイーツが評判です。縁側から差し込む光の中に、しばらく黙って座っているだけで、日常のあわただしさがふっと遠のいていく気がしますよ。
「古民家カフェ ユキノシタ」の記事はこちら
古民家カフェ ユキノシタ
コミンカカフェ ユキノシタ
スリランカの茶畑から届く質の高い茶葉をお土産に「TEA LENTEE」

種類豊富な茶葉が並ぶ
おさんぽの締めくくりには、自分へのご褒美を探しにセイロン紅茶専門店「TEA LENTEE(ティーレンテ)」へ立ち寄りましょう。スリランカ政府認定の熟練ティーテイスターが、産地やグレードを見極めて選び抜いた新鮮な茶葉が、棚いっぱいに並んでいます。

ポットやカップも素敵
ウバ、ディンブラ、キャンディなど、約15種類のラインナップはどれも個性的。店主に特徴を教わりながら、今の気分にぴったりの一杯を探す時間は専門店ならではの醍醐味です。美しいイラストが描かれた缶入りの茶葉は、旅の思い出をお裾分けする手土産にもぴったり。 スリランカ製のティーポットや暮らしを彩る茶道具を眺めているだけで、帰宅後のティータイムが待ち遠しくなります。
「TEA LENTEE」の記事はこちら
TEA LENTEE
ティーレンテ
鎌倉の一日さんぽを終えて古都のやさしさを持ち帰る

「ユキノシタ」の濡れ縁
時間をかけて慈しまれてきた場所をめぐる、鎌倉の路地裏さんぽ。朝一番の光から夕暮れの穏やかな空気まで、この街が持つ「奥行き」に触れる旅は、明日からの毎日に、心地よいリズムを運んでくれそうです。楽しい旅の思い出をたくさん持ち帰ってくださいね。
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文:高橋茉弓、写真:高橋茉弓、依田佳子
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