果樹園に建つ三角屋根の一軒家レストラン

JR山形駅から北へ車で30分ほどの郊外、県道277号線沿いに広がる果樹園。さくらんぼやりんごなどさまざまなフルーツの木を眺めながらしばらく走ると、三角屋根のレストラン「やまや園ピザリア」があります。 「やまや園ピザリア」は、観光さくらんぼ園を営むやまや園が、2001年にオープンしたイタリアンレストランです。やまや園の農園では、さくらんぼなどのフルーツのほかに、野菜も育てられています。レストランを始めたのも、さくらんぼ狩りのお客さんに自慢の野菜やフルーツをもっと楽しんでもらいたいと考えたからだそう。

素材自慢のこだわりピッツァ

季節の野菜ピザ1620円　この日の野菜は、ナス、かぼちゃ、トマト、パプリカなど

「やまや園ピザリア」の一番のこだわりは、素材を活かすこと。農園ならではの新鮮野菜がトッピングされたピッツァが楽しめます。 イタリアから直輸入した石窯で焼き上げたピッツァは、外はパリッと、中はもちっとしたナポリ風。薪は、果樹園で育てているさくらんぼやラ・フランスの間伐材を使用。パチパチと火の粉が飛ばず、保温性もよいので、ピッツァ作りに適しているのだそう。 今回は、その日の新鮮な野菜を畑から選んでトッピングした「季節の野菜ピザ」をオーダーしました。 素材の味を活かすため、野菜は大きめにカット。厚くスライスしたかぼちゃは、ほっくり食感、ナスも丸ごと1本を半分にカットし、食べごたえがあります。トマトやパプリカの鮮やかな色彩にも、食欲が刺激されます。お皿からはみ出るほど大胆に飾られたレタスも、みずみずしくシャキシャキの歯ごたえ。シンプルな味付けが、野菜のおいしさを引き立てています。 緑に囲まれた美しいロケーションを活かし、パーティーやウエディングに利用される方も多いのだそう。広大な果樹園と野菜畑、そして遠くに臨む蔵王連峰。美しい緑の中で、ぜひ、新鮮野菜のピッツァを味わってみて。

風船のようにふくらんだ生地が印象的な、生ハムボンバー1400円

気さくな人柄のオーナーシェフ佐藤辰徳さん