【海外一人旅特集】①行き先選び5つのコツーひとりでも安全に楽しむために
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【海外一人旅特集】①行き先選び5つのコツーひとりでも安全に楽しむために

※こちらの記事は2015年6月9日に公開されたものです 自由気ままな海外一人旅。「いつかは自分もやってみたい!」と考えてはいるものの、いざ行動に移すとなるとハードルの高さを感じますよね。まずは行き先選びで迷ってしまう人も多いと思います。そこで、女性が安全に楽しく海外一人旅をするためのコツを旅行ライターの松岡絵里さんに教えてもらいながら、全6回の連載でお届けします。今回は、ひとりでも安全に楽しむための行き先選びのコツを聞きました。

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その1:一人旅の醍醐味は、好きなことを追求できること!

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一人旅の醍醐味は、「なんといっても時間を自由に使い、好きなことをとことん追求できること」と松岡さん。同行者に気を使う必要がなく、どこへ行くのも、何を食べるのも全て自分の思いのまま。 「ガイドブックに載っているお決まりの観光スポットに行かなくても、誰からも何も言われないのが一人旅のいいところ。雑貨屋さんをひたすら巡ってみたり、食に興味があるなら、その町の名物料理を食べ比べたり、地元の人が行く市場を巡ってみる、なんていう楽しみ方もありですよね。」(松岡さん) 普段日本で単独行動をしていると、「周囲から見て寂しい人だと思われたらどうしよう!?」なんて考えてソワソワしてしまう人もいるかもしれませんが、海外だからこそ、人の目なんて気にせずに、自分のペースで楽しむのが、一人旅を満喫するための一番のコツといえそうです。

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その2:興味のあるジャンルから、テーマを絞って行き先を決めよう

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特に目的を持たずに海外へ行っても、ひとりだと意外と時間を持て余してしまいます。まずは、自分が最近興味があることを絞り込み、そこから目的地を決めるのが理想的です。例えば、スイーツの食べ歩きに凝っているなら「パリでスイーツを食べ比べ」、海外のかわいい雑貨が好きなら「ハノイにベトナム雑貨を買いにいく」など、自分の好きなジャンルからテーマを決めて行き先を絞っていくと、ひとりでも現地で充分に楽しめます。 例えば、食器好きな松岡さんは、先日、ポーランドの西の端にある小さな町、ボリスワヴィエツまで、食器を買いに行ったそう。「自分の気が済むまで、食器を買いあさりました。持って帰るのは大変でしたけどね。」(同) そのほか、ひたすら現地食、それもひとつのメニューを食べ比べる(タイで麺料理三昧など)なんていう楽しみ方ができるのも、一人旅ならではかもしれません。

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その3:女性ひとりでも、公共交通機関が安全に使える街へ

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目的地を決める時に、もっとも気になるのが治安。松岡さんいわく、「特に治安が気になるのは移動のとき。」とのこと。 ポイントは、街の中を巡る時に、電車やバスなどの公共交通機関が発達していて、女性ひとりでも安全に乗ることができるかどうか。 「タクシーも便利ですが、車内では運転手とふたりきりですし、交渉力が必要な場合も多いので、女性一人旅には向きません。たとえばアメリカなら、車がないと移動がしにくいロサンゼルスよりも、街歩きしやすいニューヨークやサンフランシスコがおすすめ。いざとなったら歩いてでもホテルに帰って来ることができるくらいの規模の街だと安心ですね。」(同)

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その4:治安に関しては、事前のリサーチをとにかく入念に

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「治安については、特に念入りに情報収集することが大事。」と松岡さん。 「行き先を絞り込んだら、外務省の海外安全ホームページをこまめにチェックしましょう。宿泊先の周辺を、グーグルのストリートビューなどで見てみるのも、周りの雰囲気がわかるので良いと思います。」(同) 外務省の海外安全ホームページでは、国ごとに最近起こった事件や、流行している感染症などについて詳しく載っています。また、現地の日本大使館がまとめた、安全の手引きのページもあるので、旅行中にどんなことを気をつけると良いのかも、知ることができて便利ですよ。 「読むと怖くなってしまうこともあるかもしれませんが、必要以上に恐れることはありません。」と松岡さん。事前の情報収集をしっかり行うことが、安全な旅につながるようです。

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その5:ビーチリゾートは、女性ひとりの旅だと辛いかも!?

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交通や治安以外の理由で、一人旅にはあまりお勧めできない行き先として松岡さんがあげてくれたのがビーチリゾート。ハワイやグアム、サイパンなどのリゾート地は人気の海外旅行先ですが、周りを見渡すと家族連れやカップルの旅行者ばかりのことが多いのも事実。一人旅だと少し寂しく感じてしまい、思わずテンションが下がってしまうかもしれません。 また、のんびり過ごすことがメインのビーチリゾートだと、他にやることがなくて時間を持て余してしまいがち。女性の一人旅は、街歩きそのものを楽しめる国にしたほうが楽しく過ごせそう。ビーチリゾートの旅は、友達や大切な人との旅のために、取っておきましょう! ちなみに、バリ島では、女性がひとりでいると現地の男性から次々に声をかけられて振り切るのも大変……なんてこともあるそう。バリ島はリゾートだけでなく街歩きも楽しめますが、女性一人旅の場合は、現地の男性からお誘いがあった時の対処のしかたも考えておきたいところです。 以上のような5つのポイントを念頭に、行き先の候補をあれこれ考えてみてはいかがでしょうか。 次回は「海外での宿選びのポイント」をお届けします。お楽しみに。 ※写真:松岡絵里

※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
※画像・文章の無断転載、改変などはご遠慮ください。

取材協力/松岡絵里さん

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ライター/編集者。学生時代に旅に目覚め、新婚旅行で初めて海外に行く夫と共に、607日間かけて世界一周する。そのときの様子を収めた「世界一周デート」(幻冬舎刊)や、世界各地の市場を紹介した「世界の市場」(国書刊行会)などの著書がある。

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