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2015.07.28
予約が絶えないたった1坪の煉り菓子専門店「銀座かずや」
※こちらの記事は2015年7月28日に公開されたものです。 「銀座かずや」は日比谷駅すぐのビル内にある小さな煉(ね)り菓子専門店。店主が作る独特の食感の煉り菓子、「かずやの煉 抹茶」を求めて連日多くのお客さんがやってきます。
1坪の小さな小さなお店です
東京メトロ日比谷駅A4出口から徒歩すぐ。銀座の目抜き通りである晴海通りから一本入った通り沿いのビルの一角に、煉り菓子の隠れた名店「銀座かずや」はあります。 まず驚くのは1坪というお店の大きさと場所。元々ビルの管理室だったスペースを利用しているそうで、「えっ、ここがお店なの?」と驚かされます。店内に入ることができるのはたった1人。机と煉り菓子のメニューが置かれているだけという、シンプルで潔い空間です。 店主は割烹や懐石など、日本料理の経験を積んできた古関一哉さん。職人の頃にごま豆腐を作るなかで、微妙な火加減やわずかな手加減で味や風味に違いが出るその奥深さにすっかり魅せられ、修行のかたわら、独自の煉り菓子を開発。2年の歳月をかけて、現在の看板商品である「かずやの煉 抹茶(6個入り)」(2150円)を完成させ、その後独立しました。
メニューが置かれているだけのシンプルな店。販売のみ
予約必須の「かずやの煉 抹茶」
こちらが名物の「かずやの煉 抹茶」。抹茶、わらび粉、くず粉、やさしい甘みのきび砂糖や和三盆などを火にかけながら、ひたすら丁寧に煉って作り上げています。舌の上に乗せるとまるでムースのようにクリーミーななめらかさを感じる一方で、わずかに弾力を残す独特の食感。選び抜かれた福岡県八女市星野村の高級抹茶の香りが広がり、上品な甘さとともに口のなかで溶けていきます。 古関さんしか生み出せないこの計算され尽くした味わいは、一度食べるとすっかり虜に。人気商品のため常に予約待ちの状態なので、目当ての日の1週間以上前の予約がおすすめです。
「かずやの煉 抹茶(6個入り)」は箱入りのみ。手みやげにぴったり
清涼感をたっぷり感じられるゆずのわらびもち
「東京 多摩 ゆずわらび スティック」(1本入り300円)
こちらは東京の多摩地区でとれる、澤井ゆずを使ったわらびもちです。透明感のある涼しげな見た目が暑い季節にうれしいですね。 みずみずしく弾力のあるわらび餅にゆずのピールの食感がしっかりと残り、噛むとまるで切り立てのゆずのように、爽やかで濃厚な香りが口いっぱいに広がります。 そのほかにも、「銀座かずやの葛きり」(1個550円)や高級抹茶をわらび粉で煉り上げた「煉り翡翠」(1箱2人前850円)など、夏におすすめの煉り菓子があるので、ぜひ味わってみてください。
銀座かずや
ぎんざかずや
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