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2026.05.19
目の前で燃えるかき氷にうっとり。吉祥寺の隠れ家カフェ「ルミエール」で物語の世界へ
おしゃれなショップや緑豊かな公園が広がり、いつ歩いても新しい発見がある街・吉祥寺。そんな賑やかな街のなかに、一歩足を踏み入れた瞬間、物語の世界へ引き込まれてしまうような小さな隠れ家カフェがあるんです。「カフェ ルミエール」は、「物語を感じる空間」をコンセプトにしたお店。目の前で炎が踊る名物の「焼き氷」や、お皿の上にお花畑が広がる「プリンアラモード」、そして青い海を金魚が泳ぐ「クリームソーダ」など、ときめきが詰まったメニューが楽しめます。
時間を気にせずのんびりくつろげる。絵本の世界のような隠れ家カフェ

アットホームで落ち着いた雰囲気の店内
吉祥寺駅の南口を出て徒歩30秒。ビルの4階にある「カフェ ルミエール」。エレベーターの扉が開くと、そこにはまるで絵本の世界に迷い込んでしまったかのような空間が広がっています。 実はこのルミエール、もともとは美味しいコーヒーが自慢の、少し渋くてレトロな喫茶店だったのだそう。「ここで働くスタッフが、もっと個性を活かして輝けるように」とお店を任せていくうちに、みんなの「大好き」やアイデアが少しずつ形になり、今の愛らしいファンシーな雰囲気に生まれ変わっていったのだとか。

名作絵本を自由に手に取って読むことができます
本棚を見渡せば、子どもの頃に夢中になった懐かしい絵本から、大人になった今だからこそ心に刺さる美しいビジュアルブックまで、センスの光る本がずらり。お気に入りの1冊を手に取って、ゆっくりとページをめくる時間は、何よりのパワーチャージになります。 カフェ激戦区の吉祥寺では、滞在時間が決まっているお店も少なくありません。でも、ルミエールがオープンからずっと大切に守り続けているのは、「一度も時間制を設けたことがない」ということ。「ここでは、誰にも急かされず、心のままにのんびり過ごしてほしいから」そんなお店の想いが、空間全体を包み込んでいるようです。
開いた瞬間からときめきが止まらない、オリジナルの絵本メニューブック
「焼き氷」誕生のストーリーが楽しめるメニューブック
注文する前から楽しい気分になれるのが、オリジナルのメニュー表。ここで働くスタッフさんが一から手描きした、絵本仕立てのメニューブックになっているんです。 ページをめくると、愛らしい動物のキャラクターたちが生き生きと動き出し、ルミエール名物のカレーや焼き氷がどんなふうに生まれたのかが、ほっこりするストーリー仕立てで描かれています。驚くことに、このお話は「ほぼ実話」なのだそう。 注文を済ませてから、お料理が運ばれてくるまでの待ち時間。スマホを少し置いて、この愛らしい絵本の世界にゆっくりと浸ってみてください。ただ「待つ」だけの時間も、ここでは楽しみの一部になってしまうんです。
目の前で炎が踊る!まるでパフェのような食べ応えの「焼き氷」
「至福のミルクティー焼き氷」(1780円)
ルミエールを訪れたなら、ぜひ味わっておきたいのが看板メニューの「焼き氷」です。運ばれてきたのは、ふんわりとしたメレンゲに包まれたかき氷。そこにスタッフさんが火のついたラム酒をそっと注ぐと、目の前で青い炎がドラマチックに燃え上がります。 季節に応じてたくさんの種類が登場する「焼き氷」のなかでも、特に人気なのは「至福のミルクティー焼き氷」。 老舗の紅茶専門店「TeaHouse TAKANO」の茶葉をふんだんに使用した、なんとも贅沢な一品です。
お好みで、メイプルシロップ、キャラメルソース、練乳ミルクティをかけていただきます
ひとくち食べると、お口のなかでシュワッと溶けるメレンゲの優しい甘さと、上品で濃厚な紅茶の香りがふわっと広がります。そして驚くのは、食べ進めてからの楽しさ。氷の中からは、なめらかなロイヤルミルクティーのムース、甘酸っぱいいちご、バナナ、ぷるぷるの紅茶ゼリーに、ほろ苦いキャラメル……と、スプーンを掘り進めるたびに、まるでお宝ザクザクの宝探しのようにいろんなお楽しみが飛び出してくるんです。 実はこれ、パフェの基本である「冷たさ・食感・柔らかさの絶妙な掛け合わせ」にこだわって作られているのだそう。途中で出会うメレンゲクッキーのサクサクとしたアクセントも楽しくて、ボリューム満点なのに最後までずーっと「美味しい!」が止まりません。
お皿の上に広がる小さなお花畑。吉祥寺の愛されキャラが隠れる「プリンアラモード」
「ルミエール プリンアラモード 〜はなこのお花つみVer.〜」(1500円)
焼き氷と並んで、スイーツ好きの心を掴んで離さないのが、運ばれてきた瞬間にパッと目の前が明るくなる「プリンアラモード」です。主役のプリンは、卵黄を贅沢に使った、昔ながらの“むっちり”とした固めタイプ。プリンのてっぺんには、吉祥寺で長く愛された「象のはなこ」をモチーフにした可愛らしいクッキーが、ちょこんと乗っています。ほろ苦すぎない絶妙なカラメルが、プリンの優しいコクをさらに引き立ててくれます。
吉祥寺らしい、象のはなこをモチーフにしたクッキー
そして何よりときめいてしまうのが、お皿全体で表現された「お花畑」のような世界観。美しくお花のかたちにカットされた甘酸っぱいいちごやジューシーなぶどう、ブルーベリー、キウイなどが、これでもかとお皿を彩ります。さらに、抹茶クリームの鮮やかな緑で草むらを表現。お口の中で、むっちりとしたプリンと、シャクシャクとした爽やかなりんごアイス、そして瑞々しいフルーツが混ざり合う瞬間は、まさに至福のひとときです。 お皿の上のフルーツは季節によってガラリと変わるそう。季節の移り変わりを楽しみに、何度も吉祥寺へ足を運びたくなってしまう特別なデザートです。
グラスに広がる小さな青い海。まるで金魚鉢のような「クリームソーダ」
「夢幻水槽〜瑠璃〜」(850円)
まるで金魚鉢のような、まるくて愛らしいグラスに入った鮮やかなブルーハワイ色のクリームソーダ。実はこのメニュー、スタッフさんが東京・かっぱ橋の道具街でこのグラスに出会った瞬間に、「水槽を泳ぐ金魚みたいなドリンクを作ったら絶対可愛い!」とひらめいて生まれたのだそう。 一般的なクリームソーダはシロップを炭酸水で割ることが多いですが、こちらでは、自家製のレモンシロップで作った「レモネード」で割っているのだそう。ストローでひとくち吸い上げると、爽やかなレモンのきゅんとした酸味とブルーハワイの甘さが優しく広がって、すっきりとした大人の味わい。中にはモチモチの白玉や、ジューシーなパイン、マンゴーが隠れていて、ちょっとしたフルーツポンチ仕立てなのも贅沢です。

金魚ゼリーが入ったシロップを加えて
別添えの小さな器には、真っ赤な「金魚ゼリー」が泳ぐ特製シロップが入っています。これをソーダの中へそっと注いでいくと、青い海のなかを金魚がひらひらと泳ぎ出すような、幻想的な光景が広がります。ちなみにこの小さな金魚ゼリーも、スタッフさんがひとつひとつ丁寧に手作りしたもの。トップにちょこんと乗った、コク深くクリーミーなマスカルポーネアイスを少しずつ溶かしながら、涼やかなひと時を楽しみたいですね。 遊び心に溢れたメニューがいっぱいの「カフェ ルミエール」。今週末は時計の針を少しだけ忘れて、吉祥寺のビルの4階へ、小さなときめきを探しに出かけてみませんか?

Cafe Lumiere
カフェ ルミエール
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文:宇都宮薫 撮影:土方証子
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