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2017.05.06
魅惑の国モロッコでやりたいこと5つ
「次の休暇はどこへ行こう?」異国情緒たっぷりの魅惑の旅がしたいなら、ヨーロッパに一番近いアフリカの国・モロッコはいかがでしょう? 世界30カ国以上を旅したライターが惚れ込んだ、モロッコの魅力をたっぷりとお伝えします。
まずはチェック♫ モロッコの基礎知識
アフリカ大陸でもっともヨーロッパに近い国、モロッコ。国土面積は日本の1.2倍ほどで、公用語はアラビア語とベルベル語。国教はイスラム教です。 日本からモロッコに飛行機でたどり着くためには、フランスや中東のUAEなどで一度乗り換える必要があります。所要時間は最短16時間ほど。 そんなモロッコのおすすめアクティビティはこちら!
[1]映画のロケ地・マラケシュのマーケットでおかいもの
マラケシュのスーク(市場)でおかいもの中に、迷い込んだ先で見つけたランプ職人が集う小道。進んでも進んでも、お店だらけのマラケシュ
マラケシュ観光の中心は、メディナ(旧市街)のジャマ・エル・フナ広場。映画「SEX AND THE CITY Ⅱ」のロケ地になった、スーク(市場)もこの広場からはじまります。

モロッコの雑貨は目移りしてしまうほどカラフル。値段がついていないものが多いので、ローカルの商人と交渉しましょう
モロッコのスリッパ・バブーシュや刺繍が施されたかごバッグ、生産地ならではのリーズナブルな値段で手に入るアルガンオイルなど、モロッコ雑貨は色合い鮮やかで美しいものばかり。 名物のフレッシュオレンジジュースを飲みながらゆっくりとショッピングを楽しみましょう♫
[2]1200年の歴史!古都・フェズの「迷路のさんぽ」

あまりにも道が分かりづらいので、たまに猫についていってみたりしました
もともと「外部からの敵を迷わせるために作られた」という、古都・フェズのメディナ。 ほとんどの道は狭い上に壁が高く、さらには分かれ道がたくさんあるため、街全体が迷路のよう。地図やスマホを持っていても、かならず一度は迷ってしまいます。そしてフェズの街歩きでは、その「まいご」を楽しむのが醍醐味!

丘の上に羊がいたり、小道をロバが歩いていたり。動物や自然と距離が近いのもフェズの魅力のひとつ
運がよければスムーズにメディナ奥の革なめし地区や街全体が見渡せる丘に出られます。時間をたっぷりとって、気の向くまま歩いたらすてきな出会いがあるかも。
[3]まるで物語の世界。青い街・シャウエンで猫さがし
どこを切り取っても絵になるシャウエン。私のお気に入りは、中心部からすこしはずれた坂の上の、この階段でした
モロッコ観光のハイライトといってもいい程気に入ってしまった、青い街・シャウエン。 「どうして街全体が青く塗られているのか?」の理由については諸説ありますが、「虫除けのために塗り始めた」という説が有力だそう。

どんな猫に出会えるかは運次第♫ みんな人懐こいので近くに寄ってきてくれますよ
100年ほど前までイスラム教の聖地として閉ざされていた街は、どこか空気が澄んでいます。シャウエンには猫がたくさんいるので、見つけたらそっと写真を撮ってみてください。
[4]中庭が美しい宿・リヤドでゆったりステイ
マラケシュで泊まったリヤドには美しい中庭がありました
モロッコの宿なら、ぜひ旧邸宅を改装してつくられた「リヤド」へ。簡素な入り口から一転、中庭や吹き抜けなど、開放感のあるつくりになっていることが多いリヤドは、訪れた人を驚かせること必至。 値段は1泊朝食付きで4000円くらいが多いよう。日本から予約サイトを通じて予約することができるので、お気に入りのリヤドをぜひ探してみて。

モロッコは夕陽もきれい。生のミントの葉と砂糖がたっぷり入ったモロッカンミントティーを片手に、屋上テラスから夕陽を眺めながら過ごすことも
[5]タジン鍋にクスクス……モロッコの食事を堪能しよう!
「野菜のクスクス」は、食べやすいさっぱりとした味。レーズンがアクセントだそう
モロッコ旅で忘れてはならないのが、ヘルシーなモロッコ料理。日本でも馴染みのあるタジン鍋の発祥は、ここモロッコです。 ほかにも世界でもっとも小さなパスタであるクスクス、野菜がたっぷり入ったモロッカンサラダやスープのハリラ、朝ごはんによく登場するモロッカンクレープなどが定番のラインナップ。 意外にクセがなく、手軽でおいしいモロッコ料理。お店ごとに味が異なるので、食べ比べてみると◎

モロッコ料理に飽きてしまったら、パスタやサンドイッチなどヨーロッパの料理を選ぼう♫
砂漠やローカルエステも!興味の尽きないモロッコ
モロッコ国内でよく見られるタイルワークの「セリージュ」。あまりの美しさと珍しさに、ついつい足を止めて見入ってしまいました
サハラ砂漠観光が楽しめるメルズーガや、モロッコでもっとも美しい村と呼ばれるアイット・ベン・ハドゥ、海沿いのエッサウィラなど、「行ってみたい!」が尽きないモロッコ。 モロッコは、イスラム圏の中でも比較的旅がしやすい国といわれます。とはいえ、郷に入れば郷に従え。肌の露出を避けるために、民族衣装の「ジュラバ」を着て街歩きを楽しむなど、工夫すると楽しそう。 イスラム教信者以外立ち入り禁止のモスクがあるなど、事前に知っておくべきルールも多いので、モロッコ旅を計画する際は事前の調査をしっかりと♫
ではまた次回! 次はスペイン・バルセロナの話をお届けします。
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写真 『灯台もと暮らし』編集部 伊佐知美
伊佐知美

1986年生まれ新潟県出身の編集・ライター。㈱Wasei所属。これからの暮らしを考えるウェブメディア『灯台もと暮らし』編集長。編集女子サロン主宰など。電子書籍『チラ見せ!編集女子サロン』
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