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2018.08.30
蚤の市や美術館、パティスリーetc 今のパリに浸れる、話題のスポット4選
初めてはもちろん、何度訪れても新しい発見や気になるお店がいっぱいのパリ。蚤の市でアンティークや雑貨を探し、美術館でアートを鑑賞。街歩きに疲れたら、話題のパティスリーで通りを眺めながらデセールを。夜はリラックスできるレストランでフランス料理はいかが?
時間を忘れて宝もの探し「ヴァンブの蚤の市」
木漏れ日のなか散歩気分で買い物ができる
パリ中心部から少し南部へ、メトロ13号線ポルト・ド・ヴァンブ駅から徒歩3分。土・日曜に開かれる「ヴァンブの蚤の市」は、パリジェンヌも多く訪れるローカル色あふれるこぢんまりとしたマーケット。街路樹に包まれるよう露店が連なり、お値段も手ごろで初心者でも行きやすい雰囲気です。 シルバーのカトラリーやアンティークグラスなど年代物のキッチンツールや絵画、古着、アクセサリーなど、いろんなものがズラリと並んでおり、見て回るだけでもワクワクします。お目当てを見つけたら、「ボンジュー」とお店の方に挨拶して、一声かけてからさわってみて。お店によっては値引き交渉にも応じてくれますよ。お昼ごろに店じまいする店舗も多いので、午前中の早い時間に出かけるのがおすすめです。
30年以上前のシルバーのカトラリー(セット15ユーロ)やチーズナイフ(20ユーロ)なども並んでいた
ヴァンブの蚤の市
ヴァンブノノミノイチ
貴族の邸宅でピカソ作品を鑑賞「パリ国立ピカソ美術館」
中世の街並みが残り、おしゃれなセレクトショップやカフェなどが連なるマレ地区に「パリ国立ピカソ美術館」はあります。館主が塩を徴収する役人だったことから「オテル・サレ(塩の館)」と呼ばれる17世紀の貴族の邸宅。こちらは美術館として利用されており、装飾彫刻を施された建物自体も美しくアートのよう。
訪れた日は「ゲルニカ展」を開催していた
館内にはパブロ・ピカソが最後まで手元にとどめていたという初期から晩年までの絵画や彫刻、素描など秘蔵作品や、ピカソがコレクションしていた、マティスやセザンヌなどの作品を展示。落ち着いた雰囲気のなかでゆっくりと鑑賞できます。
パリ国立ピカソ美術館
パリコクリツピカソビジュツカン
キツネがトレードマークのパティスリー「ヤン・クヴルー・パティスリー・ロジエ
ロジエ通りを眺めながら「タルト・オ・シトロン」と「エスプレッソ」を
メトロ1番線サンポール駅から徒歩5分。マレ地区の名物、ファラフェルを求める人たちで賑わうロジエ通りに「ヤン・クヴルー・パティスリー・ロジエ」はあります。こちらのお店は、数々の有名ホテルでシェフ・パティシエとして腕を振るっていたヤン・クヴルー氏の2号店。木目調の外観と通りに面した10席ほどのイートインカウンターが目を引きます。 ショーケースには、エクレアや旬のフルーツのタルト、キツネモチーフのケーキなどが並び、数量限定のミルフィーユは、オーダーするとその場でつくってくれるそう。この日選んだのは、「タルト・オ・シトロン」。レモンクリームとメレンゲをジグザグに絞った見た目もかわいらしく、レモンクリームの酸味とカスタードを塗ったサクサクのタルト生地が口の中で爽やかなハーモニーを奏でます。
YANN COUVREUR PATISSERIE ROSIERS
ヤン・クヴルー・パティスリー・ロジエ
リラックスしながら本格フレンチを「ル・ソリレス」
この日のメインの一品「鴨フィレ肉のロティ」、前菜の「緑アスパラガスパルメザンチーズのムースリーヌとウッフモレ添え」
メトロ2号線アレキサンドル・デュマ駅から徒歩5分、パリ11区の静かな街並みに溶け込むように「ル・ソリレス」はあります。地元の常連客で賑わうビストロ風の気軽な雰囲気ですが、厳選した肉や季節の野菜などの素材を生かし、ソースもしっかりとした本格フレンチが味わえます。 オーナーシェフは、日本人の土井原英治さん。サービスはマダムの暁子さんが担当し、明るくフレンドリーな雰囲気で、ていねいにつくられた料理を日本語で説明してくれます。ワインはボトルはもちろん、その日の飲み頃のものをグラスで楽しむことができます。
生花が飾られた素敵な店内
Le Sot l’y Laisse
ルソリレス
いかがでしたか? 絵になる素敵な風景や、美術館、グルメなど魅力的なスポットがたくさんあり、歩いているだけ楽しいパリの街。今度のパリ旅行の参考にしてみてくださいね。
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本間景子
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