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2015.11.04
世界最初のネコカフェ! 人なつこいネコが集まる「小猫花園」
※こちらの記事は2015年11月4日に公開されたものです。 愛くるしいネコたちが迎えてくれる癒やしの場、ネコカフェ。日本でもすっかり定着した感がありますが、実は台湾が発祥の地です。台北に世界最初のネコカフェといわれている店があると聞き、行ってみることに。日本のネコカフェとはまたひと味違う、人とネコとの楽しい交流の場がありました。
駅前の便利な場所にある猫の園
小猫花園。以前は猫花園という名前でした
MRTの芝山(ジーシャン)駅を西側に出ると、「小猫花園(シャオマオホアユエン)」は目の前です。 夕暮れ時、カフェに行くには少し遅い時間帯の、午後6時にお邪魔しました。
さっそく2匹が近づいてきました。お水やケーキに興味津々
入口には「チャージ100元(約380円)、120元以上の飲食物を注文すること」という日本語の注意書きがあります。 中へ入ると、店主のご夫婦がにこやかに迎えてくださいました。 時間帯のせいもあってか、お客さんはほかに1人だけ。 これがよかったのかもしれません。 メニューには日本語表記があるので、注文はスムーズ。 ケーキとコーヒーをオーダーして席に着くと、ネコたちが興味深げに近づいてきました。 遊び相手が少なくて退屈していたのでしょうか?
次々にネコが寄ってくるうれしいカフェ
店内は、青いいすとピンクの壁がかわいいポップな空間です。 普通、日本のネコカフェは何時間でいくら、という時間制で、キャットタワーなどが置かれたじゅうたん間など、ネコ用のスペースに人間が入っていく感じですが、ここにはテーブルと椅子が並び、よりカフェらしさが強い感じです。
ネコ専用席にでーんと座って動かなくなったBUTTERくん
飲み物やスイーツを楽しみながら、ネコと遊んだり、読書やおしゃべりをしたりと気ままに過ごせそうです。 白ネコのBUTTERくんがさっそく近くに席をとって、お相手をしてくれました。
トリミングしたての老大(ラオダー)くんもやってきました。ケーキに近づこうとしたり、コーヒーフレッシュでサッカーしたりと、かなりのやんちゃ君です。 こんな風に積極的に近づいてくる子がいるなんて、なんだかうれしくなってしまいます。
いい子たちが揃っています!
小猫花園は1998年にオープンしました。ネコ好きの店主さんが当時飼っていた、5匹のネコを店に連れてきたのが始まりです。その後も捨てネコや捨てイヌをもらったりして、現在はネコが14匹、イヌ3匹、鳥が1羽の大所帯になりました。 皆個性的でかわいい子ばかり。その一部をご紹介します。
こちらは漂漂(ピャオピャオ)ちゃん。 このネコカフェは衛生面にとても気を遣っており、長毛種には頻繁にトリミングをしているようです。
花花(ホアホア)ちゃん。 ユーモラスな顔をしたマイペースなニャンコです。
ネコたちは全員がフレンドリーなわけではなく、近づくと逃げていく子もいます。 少しシャイで小柄な金金(ジンジン)ちゃん。
お尻をぽんぽんたたかれるのが大好きな銭銭(チェンチェン)ちゃん
白いイヌの飛飛(フェイフェイ)くんと熊熊(ションション)くんが、楽しそうに追いかけっこを始めました。 ふと気づくと、店主さんがおまけでコーヒーを継ぎ足してくれていました。こんなサービスも、歓迎の気持ちが感じられてとってもうれしいです。 何よりここで、幾種類もの個性豊かな動物が、リラックスして過ごしている様子を見るのが心地よく、ついつい長居してしまいました。
世界で最初のネコカフェといわれる小猫花園。話のタネになるだけでなく、ネコとのふれあいも存分に楽しめる場所です。動物たちが家族のように仲良く暮らすこのカフェの、あたたかい雰囲気を感じに訪れてみてはいかがでしょうか。 ※小猫花園の利用にあたっては、「食べ物の持ち込み不可」「13歳未満の入場は不可」「フラッシュ撮影は禁止」といったきまりがあるのでご注意ください。ネコのおやつはカウンターにて販売しています。
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菅沼佐和子
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