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2018.12.21
名古屋駅徒歩5分のカルチャー発信基地。フリーペーパー専門店「オンリーフリーペーパー」と「喫茶リバー」
2018年夏、名古屋駅西口からほど近くに、ユニークな“無料の書店”と喫茶店がオープンしました。 場所は、レトロな雰囲気を残しながらリノベーションされた「ホリエビル」の 1階にある、「NA」と名付けられたスペース。⼿前に“無料の書店”ことフリーペーパー専⾨店「ONLY FREE PAPER NAGOYA(オンリーフリーペーパーナゴヤ)」が、奥には気軽に⽴ち寄れる喫茶店「喫茶River(リバー)」が⼊っています。
全国から選りすぐったフリーペーパーがずらり
カルチャーの発信基地としてリノベーションされたホリエビル
名古屋駅⻄⼝から徒歩5分。再開発が進む名古屋駅周辺でも、昔ながらの飲⾷店やミニシアターなどが⽴ち並ぶエリアの⼀⾓に、ホリエビルはあります。
机や棚、靴箱などの中に多彩なフリーペーパーが並ぶ
ガラスのドアを開けると、中にはフリーペーパーがずらり!オンリーフリーペーパーナゴヤでは、全国から集めた選りすぐりのフリーペーパーが常時100種類ほど並んでいます。 通常の書店で⾒かける“有料の本“とはちょっと異なる、個性溢れるフリーペーパーたち。まるで商業誌のようなページ数のものから、⼿折りで温かみのあるもの、アンダーグラウンドな⾹りが漂うテーマの冊⼦など…フリーペーパーは形もテーマも⾃由です。
利用ガイドが掲示されているので、初めてでも安心
これらのフリーペーパーの中から、読みたい分だけカゴに⼊れて“無料のレジ”に通したら、もう購⼊完了です。会計はもちろん無料! ちなみに、店舗運営のドネーションとして、オリジナルのロゴが入ったショップバッグ(200円)もレジで販売しています。
入り口にあるカゴを手にとって。無料だけど、お買い物気分に!
なお、フリーペーパーの主要なラインナップは、東京・中⽬⿊にある「ONLY FREE PAPER TOKYO(オンリーフリーペーパートウキョウ)」とほどんと同じ。これから名古屋ならではのフリーペーパーも増やしていく予定なんだそう。
ホットケーキにクリームソーダ…昔ながらの喫茶店のよう
気持ちが明るくなりそうなブルーの壁紙が特徴
フリーペーパーを吟味していたら、なんだか奥からコーヒーのいい⾹りがしてきました。同じフロアに、喫茶リバーが入っています。ここでゆっくりフリーペーパーを読んで⾏く⼈も多いのだとか。 喫茶⽂化が息づく名古屋でも、特に喫茶店が多かったこの名古屋駅西エリア。喫茶リバーは、ずっと続く“昔ながらの喫茶店”をイメージしています。
「ホットケーキ(3枚)」(780円)、「コーヒー」(380円)
⼈気メニューは、ホットケーキとクリームソーダ。特にホットケーキは、200店舗以上の喫茶店を巡りホットケーキを⾷べ⽐べたというオーナーがこだわった、ベーシックで素朴な、ほっとする味です。
「クリームソーダ(写真左から、メロン、ブルーハワイ、レモン、イチゴ)」(各500円)
クリームソーダはなんと4種類!カラフルな⾊に胸が踊ります。どのフレーバーをチョイスするか、迷ってしまいますね。
カルチャーの発信基地としてのホリエビル
オリジナルのグッズを販売する⼀⾓も。「ホリエビル オリジナルワッペン」(各500円)
もともとフリーペーパーが好きだったというホリエビルのオーナー、堀江さん。屋上好きが高じて、屋上をテーマにしたフリーペーパーを長年発⾏してきたそうです。 「ホリエビルは、やりたいことがある⼈が集まって、なにか⾯⽩いことができる場所にしたい。そして、この街からカルチャーを発信していきたい」─このビルをオープンさせた理由について、こう話してくれました。
「気軽に話しかけてほしい」と堀江さん。イベントなども定期的に開催を予定しているそう
フリーペーパーに興味がある⼈はもちろん、ものづくりが好きな人や、何か楽しいことをしたいという人にとっても、創作意欲が刺激される空間です。名古屋駅からのアクセスもいいので、ぜひ一度足を運んでみてくださいね。
ONLY FREE PAPER NAGOYA/喫茶River
オンリーフリーペーパー/キッサリバー
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前田智恵美
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