SLやまぐち号で行く、山陰の小京都・津和野を旅さんぽ
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SLやまぐち号で行く、山陰の小京都・津和野を旅さんぽ

「山陰の小京都」ともよばれ、文豪・森鴎外の出身地でもある島根・津和野。山間部にある隠れ家のようなこの町は、新山口駅から出発する「SLやまぐち号」の到着地点でもあります。今回は、蒸気機関車でいく、情緒あふれる津和野の町を旅さんぽ。見ごたえのある鯉の池やレトロな城下町、おすすめグルメなどをご紹介します。

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津和野を代表する鯉の池がある「鯉の米屋」

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「SLやまぐち号」が津和野駅に着いたら、まず足を運んでおきたいのが「鯉の米屋(吉永米店)」。駅から徒歩3分くらいのところにある、表に吊るされた米俵が印象的なお店です。昔ながらの老舗の米店ですが、ここの中庭にある池は必見。個人宅の敷地内なのですが、善意で公開されています。津和野を旅する人の多くが、この池を見学しに訪れるのです。

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お店に入って中庭へ抜けると、色とりどりの鯉たちが泳ぐ池がすぐに目に入ってきます。 津和野の家々では鯉を飼う習慣がありますが、そのなかでも、この池はとくに素晴らしいと評判。ここで飼われている鯉たちは、数が多いだけでなく、1匹1匹のサイズも大きくて見ごたえがあります。そのため「鯉の町」でもある津和野の町で、人気のスポットのひとつに。ですが個人宅のため、マナーはお守りくださいね。

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レトロな町並みに佇む西洋ゴシック建築「津和野カトリック教会」

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津和野のメインストリート「殿町通り」。石畳の通路に歴史を感じさせる建物が軒をつらねる通りで、ひと際印象的な洋風の建物が「津和野カトリック教会」です。日本のレトロな町並みのなかに突如現れる西洋ゴシック建築で、その美しい佇まいは津和野のシンボル的な建物のひとつになっています。

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門をくぐり抜けて教会のなかへ歩みを進めると、そこはカラフルなステンドグラスから差し込む光に照らされた空間が広がっています。西洋の教会の内部には、テーブルと椅子が配置されているのが一般的ですが「津和野カトリック教会」は、両サイドに畳が敷いてあるのが特徴です。和洋折衷の文化の姿を垣間見ることができるでしょう。

津和野カトリック教会

ツワノカトリックキョウカイ

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旬の食材で作る美味しいイタリアン「アルチジャーノ」

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見ごたえのある鯉の池やレトロな城下町、和洋折衷のゴシック様式の教会を訪れた後は、そろそろランチに向かいましょう。「アルチジャーノ」は、古い日本家屋を現代的なセンスでリノベーションしたおしゃれなイタリアンレストラン。地元で採れた旬の食材を使用した、ピザやパスタなどの美味しいイタリア料理の数々が食べられるお店です。

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ベーコンとたまねぎのトマトソースのパスタ(前菜コースで2,052円)

ランチのメインはピザかパスタ。メインのほかには、シンプルなサラダか、野菜にハムやチーズがアレンジされた前菜を選べます。メインの前に運ばれてくるパンも、メインがテーブルに届けられる前にすべて食べてしまいたくなるような美味しさ。食後のドリンクも付いています。300円でドルチェをプラスすることもできます。 写真は、ベーコンとたまねぎのトマトソースのパスタ。イタリア料理の技術によって、この土地で採れた旬な食材のおいしさが存分に引き出されたひと品です。自家製の手打ち麺を使用しているのもうれしいポイント。

イタリアンレストラン アルチジャーノ

イタリアンレストランアルチジャーノ

clock-icon11:30~14:00(閉店14:30)、18:00~21:00(閉店22:00)
pin-icon月曜、祝日の場合は翌日休
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津和野の町並みを一望できる「太皷谷稲成神社」

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ランチのあとは、日本五大稲荷のひとつに数えられている「太皷谷稲成神社」へ。山の裾野から神社まで続いく千本鳥居の石階段を登っていきましょう。 「太皷谷」とは、江戸時代に時刻を知らせる太皷が鳴り響いていた谷間であることに由来しているのだとか。また、「稲荷」ではなく「稲成」と表記している神社は、日本でここだけなのだそう。

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千本鳥居の長い石階段を登りきると、朱色が美しく映える壮大な本殿が眼前に広がります。ここは島根県内では出雲大社に次ぐほど参拝者の多い神社。「山陰の小京都」と呼ばれる津和野の町並みを一望することができるスポットもあります。 タイミングが合えば、ここから「SLやまぐち号」が煙を上げながら町を走っていく姿を眺めることもできますよ。

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山陰の天空城からみる絶景「津和野城跡」

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もし山道でも歩きやすい靴や服装なら、「太皷谷稲成神社」のさらに山の上にある「津和野城跡」まで足を運んでみましょう。基本的に山歩きになるのですが、途中までリフトで登ることができます。このリフトを使えば、城跡の主郭まで徒歩15分くらい。リフト自体もまるでアトラクションのように楽しめます。

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現在、石垣や石畳が残るのみの津和野城は、中世と近世の山城が一体となった珍しい山城。「太皷谷稲成神社」よりもさらに山の上にあるため、さらに広範囲にわたって津和野の景色を望むことができます。まさに「山陰の天空城」といったところ。津和野のまるで山間部の隠れ家のようなロケーションがよく分かるスポットです。

津和野城跡

ツワノジョウアト

clock-icon見学自由(観光リフトは9:00~16:30<終了17:00>)
pin-icon12月~2月末の平日(ただし1月1日~1月5日は運行)
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津和野の人気スイーツが食べられる「カフェ紅葉」

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ちょっとしたトレッキングを楽しんだら、津和野の町へと戻っていきます。 たくさん歩いた疲れを癒してくれるのは、津和野の城下町にあるレトロな雰囲気の喫茶店「カフェ紅葉」。津和野の古い城下町ならではの伝統的な建物で、大きな木製の看板が印象的です。自家製の食材を使って手作りすることを心がけている、こだわりのお店です。

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おすすめはオリジナルメニュー「豆腐を使ったレアチーズケーキ(400円)」。その独特の食感と味わいはぜひ味わっておきたいところです。地元の大豆で作った豆腐を使用しているのだとか。真っ白なレアチーズケーキにブルーベリージャムが美しく映える、津和野でおすすめのスイーツです。

カフェ紅葉

カフェクレハ

clock-icon9:00~17:30(閉店18:00)
pin-icon月曜、祝日の場合は翌日休
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SLで訪れたい、山陰の小京都・津和野で旅さんぽ♪

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三松堂の笑小巻(1個130円)

山に囲まれた静かな自然のなかにある山陰の小京都・島根県津和野市。そのレトロな町並みは、蒸気機関車「SLやまぐち号」でぜひ訪れたいところです。町の規模もそれほど大きくないので、徒歩でひと通りみて回れるのも魅力。まるで隠れ家みたいな津和野に、訪れてみてはいかが? 和菓子の源氏巻もこの町の名物のひとつ。町中にいくつかお店があるので、お気に入りを探してみてくださいね。

※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
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