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2019.06.17
こだわり食材を使った美しいスパイスカレーを。名古屋「グナグナカリー」
アジア各地を旅して出会った味をヒントに、さまざまなカレー作り出している専門店が名古屋市西区にあります。名古屋駅からも徒歩15分ほど。無農薬野菜など出来る限り自然な食材を取り寄せ創作するカレーは、素材そのものの美味しさを感じられます。さらにインド各地のローカルな味を再現するなど、世界のさまざまなカレーが登場するのでカレーで旅をしている気分。その香りと味わいに魅了されること間違いなしのお店ですよ。
スパイスの香り漂う、街中に溶け込んだお店
地下鉄東山線「亀島駅」から徒歩約10分。名古屋駅からも徒歩で行くことができる場所にあるスパイス料理専門店「グナグナカリー」。レンガの建物や緑が広がる複合施設「ノリタケの森」のすぐ近くにお店はあります。
店内にはカウンター席もあり、使い込まれた木のテーブルや椅子が並ぶシンプルな空間。インドの街中にあっても違和感がなさそうな雰囲気です。
日本の食材を生かした、スパイス香る創作カレー
「保美豚のキーマカレー」(1080円、温泉玉子+180円)
お店の定番メニューとなっているのが地元愛知の保美豚(ほうびとん)を使った「キーマカレー」。豚の腕肉を挽き肉にしているので脂っこくなく、肉の旨味をしっかりと感じられます。 「保美豚は開放豚舎でのびのびと育てられている豚。そんな自然と共にある生き物は、季節によって水分量や味わいが変化するので、その味わいを見極めてスパイスを配合しています」という大岩さん。香りの強いスパイスを使ったり、配合を変えたりして、食材の味わいを最大限に引き出すことを心掛けているそうです。
お店の黒板には3~4種類にカレーが並んでいて、定番のもの以外はほぼ日替わり。訪れた時にはベンガルカレーやラッサムなど、南インドの伝統的なカレーを恵那鶏や愛知県産のアサリなど地元食材と組み合わせたカレーも。素材もスパイスの使い方も、まったく異なる味わいのカレーが並んでいます。
カレー2種盛り(1290円)
そんなカレーをいろいろ味わえるよう、2、3種盛りのオーダーもOK。盛り付け方も変わるので注目ですよ。混ぜ合わせて食べれば、また味の変化が楽しめそうです。
カレーと一緒に楽しみたいおすすめメニュー
「タンドリーフライドチキン」(650円)
カレー以外にも本場の味をアレンジしたり、再現した楽しいメニューをご紹介します。まずはインドの定番料理、タンドリーチキンをアレンジした「タンドリーフライドチキン」。こちらはスパイシーな風味とクリスプな食感でビールによく合う一品。お店ではインドやスリランカのビールもセレクトしているので、ぜひ一緒に味わってみてください。
「クルフィ」(450円)
食後に味わってほしいのがインドのアイスクリーム「クルフィ」。牛乳を煮詰めて作る素朴な味わいが特長で、大岩さんはインドを訪ねた時にクルフィの専門店でその作り方を学んだのだとか。お店では生産者指定のノンホモ牛乳を使って手作りしています。
自然に育てられた食材が美味しさの源
香りや風味が力強いオーガニックスパイスをインドから直接買い付けるなど、安心安全な素材を使うことを大切にしている「グナグナカリー」。愛知県産の無農薬米やオーガニック野菜など、地元はもちろん、こだわりの食材を求め全国の生産者を訪ねているそうです。 「インドネシアで出会ったカレーの作り方やその味わいに衝撃を受け、そこからカレーに魅了されるようになりました」という大岩さん。お店を始めてからも毎年インド各地を旅しています。お店にはそんな旅の様子を記録した写真集も置いてあるので、ぜひ手に取ってみてください。「グナグナカリー」の味わいの源を知ることができますよ。
GUNAGUNA CURRY
グナグナカリー
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田口真由美
Writer
田口真由美

好物は古いものと発酵したもの。名古屋を拠点に町や人、美味しいものを訪ねる日々を過ごしています。
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