『「好き」を追求する、自分らしい旅の作り方』

ありきたりの観光地めぐりもいいけれど、自分の好きなこと、興味があることをリラックスして楽しむのが今どきの旅上手。余計なものにお金をかけず、現地では興味があることをとことん追求、さらりとおしゃれも楽しみたい。そんな女性に向けた１冊です。

オランダとベルギーで“かわいいものを探す”をテーマに、蚤の市やアンティークマーケットをめぐる一週間の旅の実例ページは、一緒に旅しているような気分になる

ライター・編集者として、仕事や趣味で海外を訪れるふたりの筆者が、自身の旅や、旅の達人にインタビューした持ちものやパッキングの実例は、旅の目的に沿っていて無駄がなく、参考になること間違いなし。王道観光にこだわらず、好きなものを深堀りする旅の楽しさを教えてくれますよ。

『大人の旅じたく 心地よく、自分らしく旅をする』

国内をはじめ、ヨーロッパやアジアの数々の街を旅してきた、エッセイストの柳沢小実さん。暮らしまわりの著書を多く手掛けられていますが、じつは海外旅歴28年、ひとり旅歴は15年と旅の経験豊か。こちらの本には旅の予定の立て方から、旅の持ちもの、実際の旅の話まで、旅をもっと楽しむためのヒントが満載。

計10回は訪れているというスウェーデンの旅は、ユースホステルを選択して上手にコストカット！共同キッチンで旅行者同士会話が生まれた温かいエピソードも

旅の情報集めのスクラップ作りやパッキング術は、整理収納の得意な筆者ならでは。なるほど！と思える理由があるので、すぐにでも取り入れたくなります。登山、夏フェス、雑貨などを目的とした実際の旅のページでは、荷物や買ったおみやげも公開されているので旅の追体験を楽しめます。

『“忘れたくない”をかたちにする myトラベルノート』

Instagramで公開しているトラベルノートが大人気のmini_minorさんが、トラベルノート作りを丁寧に解説した初の著書で、これまでに公開されたノートに加え、本書のために書き下ろしたノートページも収録。おすすめのデコ文具やちょっとした小ワザなどノート作りが楽しくなるアイデアが紹介されています。

すべて手書きにこだわらなくても、シールやマスキングテープ、はんこを使って楽しくノートを作れる。タイトルやレイアウトも参考にもなる

「旅まえ」「旅なか」「旅あと」など役割のあるノートに準備から感想までまとめることで、その時の気持ちも残せるのがいいところ。難しそうに見えても、さまざまな切り口でのノートの作り方が載っているので、初心者でも楽しめます。じつは学生時代は筆まめではなかった（！）というノートを始めたきっかけコラムや、描きかたQ＆Aページは、これからノートを書いてみようかなという人はぜひ読んでみて。