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2021.06.13
出雲に来たなら、まずはこれ。豊かな風味が楽しめる本場の出雲そば4選
そばの実を殻付きのまま挽く出雲そばは歯ごたえがあり、噛めば噛むほどそばの豊かな風味が楽しめます。三段の丸い漆器に盛られた定番の「割子(わりご)そば」でいただきましょう。
出雲大社御用達の名店で味わう「かねや」
割子そば750円。初めて食べるなら、まずは定番のメニューから。この周辺ではめずらしく、朝9時30分から開店している
出雲大社に続く参詣道だった旧街道にあり、昭和初期の創業以来、出雲大社の御用達として知られる店。そばは挽きたて、打ちたて、ゆでたての三たてが信条。黒っぽく歯ごたえのあるそばは、ウルメイワシや昆布のだしで作る、こっくりと仕上げたつゆと相性がよいと評判です。
テーブル席のほか、小上がり席もある
かねや
カネヤ
濃厚なそば湯は栄養もたっぷり「そば処 田中屋」
つゆをかけ、あまりかき混ぜずに食べるのが田中屋流。釜揚げそば825円
国産の玄そばのみを石臼挽きし手打ちする店主のおすすめは、そばにどろりとしたそば湯を張り、つゆをかけて食べる「釜揚げそば」。そばの栄養が溶け出したそば湯はヘルシーで美容効果もあると人気です。縁結びそばぜんざい702円などもあります。
自然木を基調とした明るく風情ある店内
そば処 田中屋
ソバドコロタナカヤ
皇室に献上した格式あるそば「献上そば 羽根屋本店」
山菜、山芋、天かす、細切りのあげ、生卵がそばにのる五段重ねの五色割子そば1650円
1907(明治40)年、皇太子だった大正天皇がここのそばを召し上がったことが店名の由来。契約農家から仕入れたそばの実を挽いて作るそばは、やや黒いのが特徴。そばの殻の部分まで挽き込むため、香り高く風味が良いのだそう。定番の三色割子そば1000円、割子3段定食1140円などが好評です。
献上そば 羽根屋本店
ケンジョウソバハネヤホンテン
地元の人に愛され続けるそば店「手打ちそば本家大梶」
割子そば3枚720円。少し平たく色の濃い風味豊かな麺が甘いつゆと絡み食欲をそそる
旧JR大社駅の真向かいにあるそば店。1953(昭和28)年創業以来毎朝打つそばは、しっかりした蕎麦の風味があります。少し太めでのどごしのよいそばを、ウルメイワシや日高昆布、地元産の醤油で作る少し甘めに仕上げたそばつゆでいただきます。親子丼やチキンライスなども人気です。
大衆食堂風の飾らない店構え
手打ちそば本家大梶
テウチソバホンケオオカジ
本場の出雲そばはいかがでしたか?そば本来の豊かな風味を、こだわりのつゆと共にじっくり味わってくださいね。
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