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2021.04.17
白亜の灯台から神話の浜まで。美しさに感動する島根県の絶景スポット5選
多くの由緒ある神社をはじめ、縁結びの聖地としても知られる島根県。日本海に面し、自然豊かな島や綺麗な湖など、神話の国らしい日本の魅力的なスポットがたくさんあります。そこで今回は、八百万の神様が集まる稲佐の浜から、奇跡的な光景が楽しめる隠岐の島のローソク島まで、島根県の絶景スポットをご紹介します。
【出雲市】出雲神話の舞台&夕日が美しい「稲佐の浜」
国譲り神話や国引き神話の舞台とされる「稲佐の浜」は、出雲大社の西方1kmにある海岸です。旧暦の10月10日には全国の八百万の神様を迎える浜でもあります。小さな丸い島は弁天島と呼ばれ、豊玉毘古命(とよたまひこのみこと)をお祀りする島。夕日が美しいスポットで、「日が沈む聖地出雲」のシンボルとして日本遺産にも登録されています。夏は稲佐の浜海水浴場として、海水浴も楽しめますよ。
【隠岐の島町】わずかな時間だけの絶景「ローソク島」
島根半島の北方の日本海に位置する隠岐諸島。島の中でも、最も大きな「島後(どうご)」の北西の沖合いに浮かぶ奇岩が「ローソク島」です。高さ約20mのローソクのような岩の先端に夕日が重なる際に、ローソクに火が灯るように見えることから、こう名付けられたそう。船からしか見ることができないとても貴重な光景で、海上の状態や天候にも左右されます。わずかな時間だけに見られる奇跡の光景は、ため息がでるほどの美しさです。
【松江市】「日本百景」に選ばれた美しい湖「宍道湖」
約1万年前に形成され、日本で7番目の大きさを誇る島根県北東部の「宍道湖」。「日本百景」にも選出されていて、夕景をはじめ季節や時間によって見せるさまざまな表情は感動的な美しさ。西日本有数の水鳥の渡来地でもあり、240種以上の鳥類が生息するそう。宍道湖に沈む夕日が嫁ヶ島と一緒に眺められる宍道湖夕日スポットのほか、宍道湖大橋や島根県美術館前の岸公園、宍道湖大橋南側の白潟公園などで美しい夕景が楽しめます。
【出雲市】日本一の高さを誇る白亜の「出雲日御碕灯台」
島根半島の最西端に建っている石造りの白亜の灯台「出雲日御碕灯台」。高さ43.65m、海面からの高さは63.30mあり、日本一の高さを誇ります。灯台の展望台からのパノラマビューは圧巻で、特に夕日が美しいスポットとしても知られています。視界いっぱいに広がる日本海をはじめ、晴れた日には遠方に中国山地や隠岐の島がみえることもあるそう。歴史や文化的価値の高さから「世界の歴史的灯台百選」や国の登録有形文化財に選ばれています。
出雲日御碕灯台
イズモヒノミサキトウダイ
https://www.tokokai.org/tourlight/tourlight12/
料金:中学生以上300円、小学生以下無料(大人の付き添い必要)
【仁多郡】国の名勝・天然記念物の大渓谷「鬼の舌震」
国の名勝・天然記念物に指定されている「鬼の舌震」は、長い間、川の急流が岩を削って作り出した約2kmの大渓谷。絶壁や巨石の景観は迫力満点で、川が生み出した侵食地形の特異な光景は圧巻の美しさです。渓流沿いの遊歩道は中国自然歩道にも指定され、新緑など美しい景観が望めます。2013年には高さ45m、長さ160mの「舌震の“恋”吊り橋」が開通。大自然のすがすがしい空気を吸ってリフレッシュしてはいかがでしょうか。
鬼の舌震
オニノシタブルイ
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土屋加奈恵
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