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2021.06.09
【カメラ講座Part4前半】夏を撮る~光を味方に~
簡単に習得できて、スマホでもデジタル一眼カメラでも 使えるテクニックを写真教室「たのしいカメラ学校」主催の矢島直美さんが伝授!今回は、夏だからこそ撮影したい写真をすてきに撮る方法を前半、後半の2回に分けてお送りいたします。前半は「光」がテーマ。天気のいい日のお散歩 途中に、涼を感じる水族館でなど「光 」を意識して撮影すると 、同じ被写体でも見違えるほど印象的になります!
【SCENE1夏空を背景に】青空抜けで撮ると夏らしさアップ!
シンメトリーな構図が印象的/デジタル一眼カメラで撮影
青く澄んだ空を背景に選ぶと、それだけで夏らしい開放的な一 枚が撮影できます。背景が空だけになるアングルから被写体を撮影してみましょう。空は太陽の近くは白っぽく、遠ざかるほ ど青味が増します。太陽を背にして「順光」で撮影すると青く濃い空をおさめることができますよ。
ズームレンズ使用で背景スッキリ/デジタル一眼カメラで撮影
【SCENE2水族館】写り込みに注意していい瞬間を狙おう
補正で「青み」を足すと涼やかな印象に /iPhoneで撮影
水族館では、水槽のガラスに自分の姿などが反射して写真に映り込んでしまいます。そんなときは、レンズを水槽にくっつけて撮ると映り込みにくくなるのでおすすめ。
あらかじめ構図を決め、待ち構えて シャッターを切る/iPhoneで撮影
【SCENE3水面】ローアングルから撮影すると臨場感が出る
砂浜の前ボケ、波、空が多めの 構図/デジタル一眼カメラで撮影
常に動いて止まることのない、打ち寄せる波や光の乱反射。海を撮影したいときは、光に照らされてキラキラした波が撮れる天気のいい日がおすすめです。 砂浜の前ボケ、躍動感のある波、空が多めの構図になる「ローアングル」は、砂浜にレンズがぎりぎりつかないくらいの位置で挑戦してみて。この時カメラに水・砂がつかないように注意してくださいね。 写真が暗く写ってしまう場合は、「露出調整」で明るめに調整をしましょう。
水族館にて。水槽の光の乱反射が 美しい/iPhoneで撮影
いかがでしたか?今回のカメラ講座は「夏を撮る」をテーマに、光を味方につけてすてきに撮影する簡単テクニックをご紹介しました。後半は「夕景~夜景の美しい写真の撮り方」を6月15日(火)に公開予定!ぜひそちらもご覧くださいね。
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神島由布子 写真協力/矢島直美
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