観光の拠点にも！神々しい巨木に囲まれた「中社」

「奥社」「中社」「宝光社」「火之御子社」「九頭龍社」の五社からなる戸隠神社。真ん中に位置するのが「中社」です。参道には伝統工芸品のお土産やそばのお店、宿坊が並び、街並みは国の重要伝統的建造物群に選定されています。 大きな鳥居（写真）の先には、重厚な本堂や樹齢800年を超える「三本杉」など、歴史を感じる見どころも満載。五社の中ではアクセスしやすい立地で戸隠の観光情報センターも近いので、拠点としても便利です。

木々に抱かれた「奥社」と参道の杉並木

隣り合う「九頭龍社」とともに、五社の中で最も奥にある「奥社」。深い緑の中、戸隠山の数百ｍの断崖を背に建ち、静かなパワーに満ちています。 約2km続く参道には、中ほどに朱塗りで茅葺きの「随神門」があり、その先には500ｍにわたって杉並木が続きます。こちらの杉は樹齢約400年で、その数200本以上。並木のまわりもハルニレやブナ、モミなどがある広大な自然林となっていて、木々からもパワーをもらえそうです。

戸隠連峰のリフレクションが美しい「鏡池」

「中社」から「奥社」へ続くルートのひとつ、「池めぐりコース」の途中にある「鏡池（かがみいけ）」。 標高1200ｍに位置する静かな池で、名前の通り戸隠連峰を鏡のように映し出す絶景スポットです。まわりには池を一周できる遊歩道が整備され、新緑から爽やかな夏、紅葉と季節ごとの美しさを堪能できます。奥社への「戸隠森林植物園」に行けるハイキングコースも整備され、自然にたっぷりふれることができます。

絵のような風景を楽しめる森の中のお店「そばの実」

修験者の携行食として伝わったのが起源だという戸隠そば。地元の気候や風土にも合ったことから、戸隠は日本でも有数のそば処となり、多くの名店があります。鏡池と中社と結ぶ道沿いにある「そばの実」もそのひとつ。静かな森の中にあり、大きな窓越しの風景を眺めながら食事ができます。 戸隠や黒姫の契約農家で栽培された玄そばを、香りが引き立つように調整しながら、石臼で自家製粉。ミネラルたっぷりの地下水を使って仕上げています。

新そばの味わいを一年中楽しめる♪「うずら家」

中社の大鳥居や観光情報センターの近くにある「うずら家」は、新そばの風味を一年中楽しめるお店。地元の生産者から仕入れた新そばを熟成させ、いちばん美味しくなる真冬を待って石臼で製粉。毎日使う分だけを戸隠・黒姫産の地粉と合わせ、昔ながらの手作業で打っています。 一年分を冷凍保存することで、甘みや風味、食感、淡い色合いなど、新そばならではの美味しさをいつでも楽しめます。

参拝の疲れも癒やされる♪「奥社前なおすけ」

奥社へと続く参道の入り口近くにあるそばのお店「奥社前なおすけ」。お店の前身である「奥社前食堂」の創業者である先代から名前をとっています。 こだわりの手打ちそばや揚げたての天ぷらなどの食事から、サクサクもちもちのそばだんご（写真）やエリアの名物である熊笹のソフトクリームなどのデザートまで、豊富なメニューが揃います。10年ほど前に改装した明るい雰囲気の店内では、すべての席から豊かな自然を楽しめます。

温かいランプがともる山小屋風カフェ「カフェらんぷ屋」

戸隠神社と黒姫・信濃町を結ぶ戸隠街道沿いにあり、30年も愛され続ける「カフェらんぷ屋」。山小屋風のカフェと、名前の通りさまざまなランプなどの雑貨をを扱うショップが並ぶお店です。 メニューはボリューム満点のサンドイッチやソーセージや月替わりの自家製ケーキなど。1400坪の敷地にはナチュラルガーデンもあり、散策もOK。ペットOKのテラス席もあり、ゆったりと四季を感じながら食事やお茶を楽しめます。

いかがでしたか？ 今回は、過去に「ことりっぷWEB」で紹介した投稿の中から、戸隠神社やその周辺のお店をまとめてご紹介しました。メニューや営業時間、定休日などの情報は、各記事の公開時点のものですので、最新の情報を事前にご確認のうえ、お出かけくださいね。