広島・宮島の老舗和菓子店が作る

雪の結晶を描いた銀の箔押しがモダン

雪の結晶をまとったようなキラキラと、ころんとかわいいマカロンのような外見。思わず見とれてしまいそうな「淡雪花(あわせつか)」は、広島県産レモンの生絞り果汁や果皮をふんだん使用したギモーヴです。 考案したのは、宮島で九十年以上に渡り、もみじまんじゅうをつくり続けてきた老舗「藤い屋」。小豆の皮をむいて炊く「藤色のこしあん」は、香り高い、焼きたての味わいとして、宮島で愛されてきました。「淡雪花(あわせつか)」は、淡雪に、雪片を花にたとえていう雪花という言葉を重ね合わせて名付けられました。

しゃり、ふわ、ぷるん。和と洋の組み合わせから生まれる3つの食感

宝石のように透け感で思わず写真を撮りたくなる美しさ

「ギモーヴ」とは、フルーツピューレにゼラチンを加え泡立てて固めたフランスのマシュマロのこと。手を伸ばし、ひとくちかじると、外側はシャリ、内側に爽やかな香りに加え、レモン羹のもちもちの意外な食感を楽しめます。 レモン羹には広島産大長レモンの果汁を、それをはさむふわっとしたギモーヴには果汁と果皮を使用されています。見た目の美しさに加え、意外性のある食感が味わえるのも楽しく新鮮なお菓子です。そろそろ夏も終わりに近づいて、秋の気配を感じる頃、目にも涼やかな「淡雪花」をいただいてみませんか。