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2023.08.26
しまなみ海道のカフェ9選〜絶景を望みながら美味しいごはん&おしゃれスイーツを〜
瀬戸内海に浮かぶ美しい島々と橋が織りなす海上ロード「しまなみ海道」。広島県尾道市と愛媛県今治市を結び、サイクリストの聖地としても知られています。今回はふたつの市と島々から、9軒のカフェをまとめてご紹介。瀬戸内海の絶景や本、美味しいコーヒーをおともに、思わず時間を忘れる「しまなみ海道」のカフェタイムを過ごしてみませんか。
【今治】ご当地スイーツでひと休み♪「西洋菓子ツカサ」
【大島】自家焙煎コーヒーと本の店「こりおり舎」
【大島】本と音楽と風景を楽しむ、海辺のカフェ「CAFE SHOZAN」
【伯方島】サイクリングにも♪「Patisserie T’s cafe 玉屋」
【大三島】橋と海を目の前に眺めるカフェ「WAKKA」
【今治】ご当地スイーツでひと休み♪「西洋菓子ツカサ」
白い壁と赤い屋根がキュート。3世代で通う常連も
しまなみ海道の終着地、愛媛県今治市。フランスの銘菓「パリブレスト」をアレンジしたご当地スイーツ「今治(バリ)ブレスト」が話題です。今治産の食材を使って自転車の車輪をイメージしたリング型に仕上げるのが基本で、現在は市内の10店ほどで提供中です。 そのひとつが地元で40年以上も愛され続ける「西洋菓子ツカサ」。こちらの今治ブレストは、軽い食感のシュー皮にメレンゲとフルーツ味のガナッシュ、さらに自家製コンフィチュールをサンド。上品な甘さが上質なフルーツの酸味と香りを引き立てる逸品です。
持ち歩きやすいサイズと形はサイクリングやさんぽ中にもぴったり
西洋菓子ツカサ
セイヨウガシツカサ
【大島】自家焙煎コーヒーと本の店「こりおり舎」
「みかんジュース」、「ホットコーヒー」
島ののどかな場所にひっそりとたたずむ「こりおり舎」。築80年の古民家を、カフェと本屋の2つのスペースに改装しています。大島に移住した夫婦が営み、カフェでは旦那さんが手廻しでていねいに焙煎するコーヒーや柑橘のドリンク、島の果物を使った自家製ケーキなどを提供しています。「いろんな国のコーヒーを楽しんでもらいたい」と、コーヒーは常時10種類ほどを用意。さらに四季をイメージした季節のブレンドも人気で「島の自然」や「花の甘さ」など、四季ごとにテーマを決めてブレンドしています。
(左)梁はそのまま残してスタイリッシュに改装したカフェスペース(右上)本は古本から新刊まで幅広くそろう(右下)カフェの入口。本屋は建物の右側に別の入口がある
隣の部屋の本屋には、靴を脱いでお邪魔します。どこか懐かしい店内には、空間になじむ古道具の棚や机に4000冊以上の本が並びます。選書は書店員経験のある奥さんが担当。暮らしや移住、コーヒー、アートにまつわる本を中心に、小説、雑誌、エッセイ、絵本などが幅広いジャンルでセレクトされています。本屋にカフェのドリンクを持ち込めるので、ゆっくりと読書を楽しんでくださいね。
こりおり舎
コリオリシャ
【大島】本と音楽と風景を楽しむ、海辺のカフェ「CAFE SHOZAN」
窓側のカウンター席が特等席
大きな窓から眺めるのは、造船場と島々が織りなすしまなみ海道らしい景色。オーナー夫妻が約1年かけて、できるだけ自分たちで手がけたというハーフビルドの店内は、温もりあふれる空間です。ジャンルレスな約1500冊の本が並ぶのも本好きな夫妻ならでは。こだわりのスピーカーから流れる音楽に耳を傾けながら、本と音楽、風景に癒やされる時間を過ごしてくださいね。
「ランチSET(サラダ・ドリンク付き)ミートソース」
こちらで味わえるのは、厚切りトーストやスパゲッティ、ビーフカレーからメインを選べるランチをはじめ、季節によってメニューが変わるケーキなど。地元の常連さんやサイクリストの立ち寄りカフェとしてもにぎわう居心地のいいカフェです。
CAFE SHOZAN
カフェショーザン
【伯方島】サイクリングにも♪「Patisserie T’s cafe 玉屋」
塩の産地として有名な伯方島にある「Patisserie T’s cafe玉屋(パティスリーティーズカフェたまや)」。島内の別エリアにあった小さなケーキ屋さんが、2007年に現在の地に移転し、目の前が海という最高のロケーションで過ごせるカフェに生まれ変わりました。 宝石のように美しい絶品スイーツやケーキ、それによく合うドリンクが揃うこちら。しまなみ海道の中間あたりの島なので、サイクリングの途中に立ち寄るのにもぴったりです。
Pâtisserie T's cafe 玉屋
パティスリーティーズカフェタマヤ
【大三島】橋と海を目の前に眺めるカフェ「WAKKA」
(左上)ソファを備えるテラス席(右上)和風スパイスの「鶏キーマカレーセット」(数量限定)(左下)「しまなみフラッピー」(右下)併設のツアーデスクでは、アクティビティなどの案内も
サイクルサポートや宿泊施設、カフェなどで構成される複合施設。目の前に瀬戸内海の島々と多々羅大橋を望むロケーションが魅力です。 自転車を持ち込めるサイクルフレンドリーなカフェでは、島素材を使ったベーグルサンドや愛媛県今治名物の焼豚玉子飯、鶏キーマカレーといったランチメニューを提供。フレンチトーストやタルトなど5種類のケーキは、バリスタが淹れるコーヒーと一緒に味わってくださいね。
(左・右下)全室オーシャンビューのドームテント(右上)海に面したコテージ
こちらに併設する宿ではBBQグリル付きのコテージやドミトリーなど、バリエーション豊富な客室を用意しています。なかでもグランピングができるドームテントは、瀬戸内海をひとり占めできる解放的な空間が魅力。サイクリング途中の休憩や、宿泊におすすめの一軒です。
WAKKA
ワッカ
【生口島】できたての味と絶景を堪能「しまなみドルチェ」
爽やかな「シャーベット」と濃厚な「アイスミルク」はぜひどちらも味わいたい
日本一の生産量を誇る「瀬戸田レモン」など、さまざまな柑橘類の名産地、生口島。瀬戸内エリアに展開するジェラート専門店「しまなみドルチェ」の本店がこの島にあります。瀬戸内海の大パノラマを望む工場に併設し、できたてのジェラートを味わえます。 ジェラートは大きく分けてシャーベットとアイスミルクの2つ。レモンや夏みかん、はれひめ、ネーブルなど瀬戸田産の柑橘や瀬戸内の果物がたっぷりのシャーベットと、北海道産牛乳&生クリームに、伯方の塩などを合わせた濃厚なアイスミルクはどちらも絶品です。
しまなみドルチェ 瀬戸田本店
シマナミドルチェセトダホンテン
【向島】島の恵みをいただく海の見えるカフェ「立花食堂」
敷地内に入ってすぐ、緑に覆われた外観が目印
しまなみ海道の中でも最も尾道市に近い向島。南部の海沿いにある「立花ガーデン」は、食堂やカフェ、セレクトショップ、ジャム工房が並ぶ施設です。もとは保養所だったというリゾート感たっぷりのロケーションで、瀬戸内ならではの島の恵みに出会えます。 敷地内の「立花食堂」は、地元産の食材を使ったランチやスイーツを提供するカフェ。野菜や豆乳、ソイミート、地元べーカリーのパンなどを使った食事メニューや、チーズケーキ、生チョコケーキなどの手づくりスイーツを、ナチュラルな空間で楽しめます。
料理はどれも野菜たっぷりでヘルシー
「立花ガーデン」の記事はこちら
立花食堂
タチバナショクドウ
【向島】昭和レトロな古民家でのんびり♪「まるひ商店」
尾道大橋で向島に入ってすぐ、通り過ぎてしまいそうな道路脇の坂道を登った場所にある「まるひ商店」。築90年の古民家のケーキ屋さんです。靴を脱いで上がる店内には丸いテーブルやソファ、縁側などがあり、窓の外に広がる花いっぱいの庭にも癒やされます。 ショーケースに並ぶのは常連さんに愛される定番のケーキから季節ごとのスイーツ、焼き菓子まで。どれも生のフルーツがたっぷりの上質な味わいです。おばあちゃんの家のようにくつろげる空間と合わせて堪能しましょう。
まるひ商店
マルヒショウテン
【尾道】古寺をめぐる坂の途中の古民家カフェ「帆雨亭」
窓側の席からは尾道の街並みと尾道水道を望む
由緒ある古寺をつなぐ「尾道七佛めぐり」の道中、千光寺山の中腹にある「帆雨亭(はんうてい)」。石畳の坂の先に古い日本家屋をリノベーションしたノスタルジックな空間が広がる和カフェです。畳敷きの店内のほか、野天の野外席も。
人気メニューのひとつ「黒糖寒天お抹茶セット(アイスクリーム添え)」
帆雨亭
ハンウテイ
しまなみ海道にはまだまだ素敵なカフェが点在しています。絶景や古民家の風情、おいしい島食材に出会える一軒に足を運んでみませんか?
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橘春花(フォレスト)、高柳涼子 写真:森昌史(フォレスト)
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