高台に建つ有馬温泉の人気リゾートホテルへ

有馬の山々を彩る「こぶし」の花をモチーフにしたシャンデリアが印象的なロビー

情緒あふれる有馬温泉のまち並みを見渡す高台にたたずむ「有馬グランドホテル」。2019年に長期耐震工事を経て一新し、最新設備を備えた特別フロア「別墅 結楽」がオープンしました。ほかにも、夏・秋限定で楽しめるスタイリッシュなバーベキューテラスや、愛犬専用の「離れ」が誕生するなど、時代やニーズに合わせてアップデートし続けています。

ラグジュアリーな特別フロア「別墅 結楽」にステイ

2・7階の露天風呂付の客室。この階専用のクラブラウンジ（左上）もあり、のんびりくつろげる

今回は、ホテルの2～7階に誕生した話題のフロア「別墅 結楽」へ。なかでも2階「大地」と7階「大空」の全18室は、金泉または銀泉の露天風呂を備えた特別客室。専用のチェックインカウンターやエレベーター、クラブラウンジが用意され、ワンランク上の特別な時間を過ごすことができます。 3・5・6階の「柔の間」は最新設備を備えた和モダンな客室。この日は5階の「柔の間」を案内してもらいました。大きな窓からは広大な日本庭園や丹波の山並みが眺められ、その清々しい景色に心が洗われます。

写真は5階の「柔の間」。和室の奥にはベッドルームを完備（露天風呂はなし）

好みの料理でコースを作る「カスタム会席」が新しい

その日の気分で食べたい料理をセレクトできる。オーダーは専用のタブレットを使用

宿泊の楽しみのひとつが料理です。「別墅 結楽」に宿泊すると、レストラン「時分時（じぶとき）」で、約100種類のメニューから自分が好きな料理を選びオリジナルコースを作る「カスタム会席」が楽しめます。メニューは、日本海や瀬戸内海で獲れる魚介やみずみずしい旬の野菜、神戸牛など、兵庫県産の食材にこだわった和食や洋食を中心にラインナップ。前菜からデザートまで、その日の気分に合わせて料理を選べるのはうれしいですよね。 朝食は2021年12月にリニューアルしたダイニング「朱初（あけぞめ）」へ。丹波の米をかまどで炊き上げたごはんや、金泉から精製した塩を使った自家製パンなど、作りたてやできたてにもこだわっています。「食材の宝庫」と呼ばれる兵庫の豊かな恵みを、朝食でも堪能してくださいね。 「別墅 結楽」のクラブフロア「大地」「大空」の宿泊者には、それぞれの階の厨房で作られる料理を客室で提供。こちらのコースでも「兵庫五国（摂津・播磨・但馬・丹波・淡路）」で育まれる旬の食材をふんだんに使用しています。素材の滋味を丁寧に引き出した料理の数々にお腹も心も満たされます。

最上階の露天風呂やプライベートスパで心身をほぐして

鉄分・塩分を含み茶褐色に輝く金泉の露天風呂。隣にはラドン泉の銀泉の露天風呂もある

有馬温泉といえば、金泉・銀泉と呼ばれる温泉。環境省が療養泉に指定する9つの主成分のうち7つを含む、世界的にも珍しい温泉なのです。また、活火山のない関西で湧く有馬温泉の起源は約600万年前の海水だそうで、悠久の時を経て温められこの地に湧き出ているそうです。 そんな奇跡的な温泉を「有馬グランドホテル」では趣向を凝らしたさまざまなお風呂で堪能できます。なかでも9階最上階の展望大浴苑では、金泉と銀泉の両方を楽しめる露天風呂があり、遠くに丹波の山並みを眺めながら浸かることができます。

プライベートスパのひとつ「朱音」3500円（50分）。家族風呂の利用は2200円 ～

広い館内には、ホワイトイオンバスを備えた地下の大浴場「ゆらり」のほか、貸切できる家族風呂やプライベートスパもあり、湯めぐり気分で温泉やお風呂を堪能できます。歩行プールやサウナなどを備えた「アクアテラス」や、洗練されたリラクゼーションサロンも女性から人気。チェックインは14：00からできるので、少し早めに訪れて日々の疲れをリセットするのもおすすめです。

チェックアウト後はホテルのショップでおみやげ探し

有馬の肉味噌 1188円（80ｇ）や金泉塩飴432円など、オリジナル商品も並ぶ

ホテルステイを満喫したら、館内にある「心陽（こはる）」でおみやげ探し。有馬温泉の銘菓・炭酸煎餅をはじめ、地元の特産品などが約80種類並びます。調味料やお菓子、石けんなど「有馬グランドホテル」オリジナルの商品も充実しているので、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。