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2023.01.03
もうひとつのスタジオジブリ誕生物語。「アニメージュとジブリ展」銀座で再開催
スタジオジブリの原点を振り返る展覧会「アニメージュとジブリ展」が1月3日(火)から1月23日(月)まで、松屋銀座にて開催されます。 1970年代のアニメブームから、「機動戦士ガンダム」の大ヒット、高畑勲、宮崎駿両監督の再発見、「風の谷のナウシカ」の誕生、そして「天空の城ラピュタ」のためにスタジオジブリが創設といった歴史をたどります。 キャッチコピーは「元気になれそう」。2023年の幕開けに訪れることで、元気になれる、そんな展覧会の様子をレポートします。
「アニメージュとジブリ展」とは
©Studio Ghibli
「アニメージュとジブリ展」は、雑誌「アニメージュ」(徳間書店)の 1978年創刊当時から 80年代に焦点を当てた展覧会です。 展覧会の前半は「アニメージュ」の表紙を飾ってきた「機動戦士ガンダム」や「クリィミーマミ」といった作品の展示が行われています。原画だけでなく、懐かしのおもちゃなどもありますよ。
高畑勲と宮崎駿が出会った雑誌
©Studio Ghibli
会場を進んでいくと、ジブリの展示がお目見え。 多くのアニメの作り手を見出してきた「アニメージュ」は、高畑勲と宮崎駿が出会った雑誌でもあります。「アニメージュ」の連載から生まれた映画「風の谷のナウシカ」。自分たちの納得できる作品作りの新しい場・スタジオジブリの第1作「天空の城ラピュタ」。そして高畑・宮崎両監督そろい踏みの「火垂るの墓」「となりのトトロ」へ。「アニメージュ」は雑誌でありながら、二人の作品を送り出し、また彼らの言葉を見る人に伝え続けたのです。
©Studio Ghibli
展示内容がバージョンアップ
©Studio Ghibli
今回から、「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」だけでなく、その後の展示作品も取り上げ、「となりのトトロ」「魔女の宅急便」までのスタジオジブリ作品の展示が追加されました。
©Studio Ghibli
「となりのトトロ」ではイメージボードや背景美術画を展示。また「魔女の宅急便」ではキャラクター設定画を見ることができますよ。
©Studio Ghibli
さらに、「風の谷のナウシカ」造形コーナーでは、作品の世界観をより深く感じながら鑑賞できる会場演出を発見。 「天空の城ラピュタ」「となりのトトロ」「魔女の宅急便」のアニメージュ表紙をモチーフにした写真スポットでは、表紙に入り込んだかのような写真撮影を楽しんでくださいね。
©Studio Ghibli
展覧会オリジナルグッズに注目
©Studio Ghibli
会場には、「アニメージュとジブリ展」の会場でしか買えない新しいデザインやアイテムの展覧会オリジナル商品がたくさん。ネコバスのキービジュアル商品やジブリ美術館のコラボ商品、これまでに公開されたスタジオジブリの映画全23作品のポスター、パンフレットを当時のまま復刻する「ジブリ Movie Collection」シリーズなど所狭しと並びます。
「MGカフェ」にて、展覧会コラボメニューも販売中
「いなりトロロ丼」1430円
展覧会の開催を記念して、松屋銀座8階レストラン内「MGカフェ」では、コラボメニューが登場。 「トトロ」をイメージした「いなりトロロ丼」や、魔女の気分でいただきたい「グミチョコパンケーキ」など、気になるメニューがたくさんありますよ。
「グミチョコパンケーキ」1540円
4月には名古屋で開催決定
イベントには鈴木敏夫さんが登場 ©Studio Ghibli
2021年4月に展覧会の初会場として松屋銀座で開幕をしたものの、緊急事態宣言の発令によりわずか10日で閉幕した本展。全国6会場の巡回を経て、展示・物販内容をバージョンアップして帰ってきた「アニメージュとジブリ展」へ訪れてみませんか?
アニメージュとジブリ展
03-3567-1211
松屋銀座
https://animage-ghibli.jp/
入場料:一般 1,500円/高校生 1,000円/中学生 800円/小学生 600円
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