2023.02.27

【iPhone・スマホカメラレッスン】～猫しゃしんの極意　パート１～

簡単に習得できて、すぐに使えるiPhoneやスマホの撮影テクニックを写真教室「たのしいカメラ学校」主催の矢島直美さんが伝授！今回の写真レッスンは表情も仕草も、とにかくかわいい「猫」がテーマ。かわいい瞬間を、最大限かわいくおさめたいけれど、生き物なのでなかなかこちらの思い通りにはいきません。そんな猫写真の簡単なコツを２回にわたってレッスン。写真はすべてiPhone 14 Proで撮影していますが、どんなカメラでも使えるコツを紹介します。

LESSON①　カメラは、猫に合わせよう

かわいい仕草や表情を撮り逃したくなかったら、まずは猫をよく観察してみて。かわいさをシンプルに表現できるように、背景に余計なものが入らない構図でカメラを構えましょう。

ぬいぐるみのようなかわいい寝姿。起こさないよう息を殺して撮影。かわいい寝姿が強調されるアングルを探して。

ソファの背もたれの隙間に縦に並ぶ猫。奥の猫にピントを合わせたので、手前の猫がやわらかくボケた描写に。

かけずりまわって遊んでいる最中のひと息いれた瞬間。カメラを構えたのが気になったのか、こちらに目線をくれました。

LESSON②　動きが早い場合は「連写」しよう

素早い動きをする場合は「連写」。手ブレや被写体ブレが気になる場合は、明るい場所で撮影するのがおすすめです。動きやクセなどをある程度予測した構図でカメラを構えましょう。たくさん撮った中から、撮影後にお気に入りの１枚をセレクトします。

愛くるしい表情をしたこの一枚に決定

動きをある程度予測して、猫が立ったり座ったりしても入る構図で構えます。あとはおもちゃで遊びながら連写して良い一枚をセレクトしましょう！

LESSON③　目線が欲しいなら、目線が合う位置に回り込もう

目線が欲しかったら、まずは自分が動きます。猫の目線が合うような位置からカメラを構えましょう。

仰向け姿の下の猫の目線に合わせるため、ほんの少しカメラをズラしたらバッチリ。後ろの猫もたまたまこちらに目線をくれました。

LESSON④　目線が欲しいなら、気を引く努力をしよう

撮りたい背景や構図が決まっている場合や、なかなか目線がもらえないときは、やさしく名前を呼んだり、びっくりさせない程度の音を出して気を引きましょう。おもちゃやおやつを使っても効果的。目線は一瞬で変わってしまうので、構図を決めてから素早く撮影するのがポイントです。

矢島直美さんの新刊『すみません素人でも仕事の写真を上手に撮影する方法ってないですか? できればスマホで』（インプレス刊）が発売に。「カラーペーパー1枚で簡単に写真を撮影する方法」「初心者でも実践できる小物１～２個でできるスタイリングアイデア」など、スマホを使って雑貨やスイーツがかわいくとれるテクニックがたくさん詰まっています。ぜひチェックしてくださいね。