かまぼこ通りの裏手でのんびりカフェタイム

青い建物の2階がカフェ&レストラン

小田原駅から歩くこと約20分。小田原城を横切り、海の方へ。かまぼこ屋さんや風情あるお店が軒を連ねる「かまぼこ通り」の裏手へ行くと、青い建物が見えてきます。階段をのぼった先にあるのが、2022年９月に開業した「CAFE & RESTAURANT やまじょう」。 こちらは、「かまぼこのおいしさと小田原の楽しさを知ってもらいたい」との思いで、小田原蒲鉾の老舗「山上蒲鉾店」12代目の上村光永さんが、工場の２階にオープンさせました。

木のぬくもりに癒やされる心地の良い空間

Wi-Fi・電源有りでゆっくりできる

店内は木をふんだんに使った温かみのあるデザイン。淡い木目と白壁がさわやか。そして大きな窓から陽の光がたっぷり入り、清々しさであふれています。 今後、かまぼこの手作り体験ができるようにと、中央にオープンキッチンを設置。かまぼこができるまでを楽しく学べるように工夫されています。

自由に手にとって楽しめる本たち

ワクワクする海辺のロケーション

「CAFE & RESTAURANT やまじょう」は工場の２Ｆに位置しており、雄大な海を見渡しながら、のんびりと海を眺められます。晴れた日には、真鶴半島まで一望。ただぼんやりと過ごすうちに、心がゆるいとほどけていくよう。穏やかな静けさのなかで、非日常の時間を楽しんでみてください。

小田原提灯を用いた粋なインテリア

窓の外に広がる海景色はもちろん、大きな提灯にも心をくすぐられます。こちららは、江戸時代から続く伝統の「小田原提灯」をアレンジしたもの。 かまぼこ店のロゴが職人さんの手で丁寧に描き入れられており、インテリアとしても存在感を放ちます。

かまぼこ屋さんが作る自慢のワンプレートランチ

目でも舌でも楽しめる「やまじょうワンプレートランチ」（1200円）

かまぼこ屋さんの魅力がいっぱい詰まった「やまじょうワンプレートランチ」は、特に女性に人気です。 丸いお皿の上には、お店自慢の無添加・小田原蒲鉾の他に、いわしつみれのラタトゥイユ、無添加アジから揚げのスパニッシュオムレツ、しんじょうのすり身を使ったテリーヌ、バターの隠し味が効いた雑穀米おにぎり……などが盛りだくさん。一部、季節で変わるおかずもあるため、今日はどんな味に出会えるのかな？というワクワク感もあります。 この一皿には、おいしさだけでなく、健康への気づかいがぎっしり。材料は農家さんから直接仕入れた無農薬・減農薬の野菜を中心に使い、旬の野菜も思い切り楽しめます。一品一品にきちんと手間と時間がかけられ、それぞれの味を生かしたやさしい味付け。毎日でも食べたくなる逸品です。

「無添加かまぼこのカルボナーラ」（1200円）

またパスタやうどんを使用した、こだわりの麺類もそろいます。パスタの人気メニューは、ベーコン代わりに、 無添加かまぼこを入れたカルボナーラ。 「山上蒲鉾店」が作るかまぼこは、自社工場で最高級のグチを仕入れ、すり身にしているため、凝縮された魚のうまみがたっぷり。練り特有の歯ごたえのよいかまぼこの“足の強さ”を楽しめます。プリンプリンとした食感のかまぼこがアクセントとなり、見た目以上のボリューム感。生のフェットチーネとの相性も抜群です。 ソースの味は、神奈川生まれのきんたろう牛乳を使った「濃厚カルボ」と、あっさりヘルシーな「豆乳カルボ」。２種類から選べるのがうれしいポイントです。

ふんわりしっとり伊達巻のチーズケーキ♪

ドリンク付きのスイーツセット「伊達巻で作ったチーズケーキ」（550円）、「手づくりジンジャエール」（400円）

ここでないと味わえない「伊達巻で作ったチーズケーキ」も、ぜひ食べてみて。こちらは、伊達巻とクリームチーズを混ぜ合わせてオーブンで焼き上げた、新感覚スイーツ。ふんわり、しっとり、なめらか。甘すぎないから、パクパクと食べられますよ。 日々、研究に研究を重ね、進化し続けている「CAFE & RESTAURANT やまじょう」。小田原へ行く際には、新しいかまぼこのおいしさに出会う旅をしてみませんか。