築80年以上の古民家でいただくヘルシー料理

お店の看板が目印。石畳を歩いた先がカフェ入り口

西荻窪駅の南口を出てまっすぐ商店街を歩いて3分のところに「一軒家カフェ＆サロンhana」はあります。道に立つ看板が目印。細い道を進んだ一軒家がカフェの入り口です。 建物は、築80年以上の昭和の古民家で、セラピストの李英淑さんご夫妻が、ご主人が脱サラしたのを機にカフェをオープン。2階からなる店内は、1階はカフェスペースで2階はレンタルスペース・サロンになっています。 1階カフェスペースは、昭和の雰囲気たっぷりの畳の2室があり、韓国で購入した螺鈿（らでん）細工のテーブルやソファ席もあってゆっくりとしたひとときを過ごせます。水金土の夜は韓国のアルコールを堪能できる「韓バル」になるそうです。

1階カフェ。ソファやチェアのお部屋

1階カフェ。くつろぎの座布団のお部屋

デトックス効果が期待できる「酵素玄米」でほっとひと息

「酵素玄米おにぎりプレート」でほっとひと息

メニューは春夏と秋冬で切り変わり、10月からは秋冬メニューになります。 お食事は、酵素玄米やあずきスイーツなど体に優しいメニューばかり。中でもぜひ味わいたいのが、玄米と小豆と少量の塩で炊き、3日以上保温してからいただく「酵素玄米」を使ったメニュー。寝かせることで発酵が進み、もちもちとした食感と、甘さと旨味が楽しめます。ビタミン、ミネラル、食物繊維も豊富でデトックス効果も期待できるそう。 李さんの一押しは、「酵素玄米おにぎりプレート」（1100円）。人気の酵素玄米おにぎり2個と季節のおかず、お味噌汁がセットになったひと皿です。おにぎりは「麻の実」「韓国風おかか」「梅」「ねぎ味噌」の中から2種類をセレクトします。 訪れたこの日は「麻の実」と「韓国風おかか」をチョイス。「麻の実」は、ビタミンやミネラル、マグネシウムがたっぷり入った食材だそう。「韓国風おかか」は一番搾りのごま油を使って作るおかかで、香りが高く、深みのあるおいしさを楽しめます。季節のおかずは、日替わりで、本日は「ズッキーニナムル」と「酢レンコン」。箸休めの玄米麹漬けの漬物も付きます。

無農薬無肥料で栽培した玄米で炊く「酵素玄米」を使用

あんことシナモンの絶品スイーツも

「薬膳ぜんざい」（880円）

スイーツも要チェックです。おはぎやぜんざい、かき氷（夏季限定）など、甘味処のような小豆を使ったオリジナルメニューがずらり。 一番人気は、「薬膳ぜんざい」（880円）。特製あんこに朝鮮人参エキスを混ぜて、クルミ、アーモンド、松の実、棗、たっぷりのシナモンパウダーをトッピングしたもの。あんこは北海道産大納言小豆と金時豆、黒砂糖をブレンドした甘さ控えめ。小豆と金時豆の2種類の食感も楽しい絶品スイーツ。「韓国の食べ方ではあんことシナモンの組み合わせは一般的で、相性抜群です」と李さん。 そして店主夫婦のルーツである韓国から取り寄せたオーガニックのきな粉 ドリンクの種類も豊富で、コーヒーやほうじ茶のほか、小豆を煎って煮出したオリジナルの小豆茶や韓国の伝統茶もラインナップ。

韓国の伝統茶「よもぎ茶」

スイーツのお供には韓国の伝統茶がおすすめ。韓国の伝統茶は体に優しく、健康志向が高い方に人気で、全3種類をラインナップ。そのうち、香りが高く、胃腸を整えてくれたり、冷え性改善に効果があると言われている「よもぎ茶」（748円）が一番人気だそう。 「よもぎ茶」は、春に芽吹いたばかりのまだ小さい状態のよもぎの葉を乾かした贅沢な一品。韓国の伝統的な茶器で提供されるのもうれしいところ。

酵素玄米やあずき、きなこなどからだにやさしい食材が堪能できる「一軒家カフェ＆サロンhana」。ぜひ足を運んでみてくださいね。