霧島の絶景が一望できる「時・TOKI KIRISHIMA」（霧島）

自社のオーガニック抹茶を使用したガトーショコラ1100円（写真は抹茶ラテセット）。テラスはテイクアウトの場合に利用できる

目の前に広がる霧島連山の大自然を眺めながら、テラスやベンチでゆっくりとくつろげるカフェ「時・TOKI KIRISHIMA」。1917（大正6）年から霧島茶の栽培をしている老舗茶店「今吉製茶」が、2023年にオープンした直営店です。

お茶440円〜は2煎目まで楽しめる

こだわりは極力農薬を使わず、有機栽培を中心とした身体に優しい素材を使っていること。オーガニック認証の煎茶をはじめ、番茶や紅茶などを使ったカフェメニューやランチが味わえます。

各時間帯におすすめの緑茶。明けがた・真ひる（各30g）648円、夕ぐれ（ティーバッグ5P）540円

国際薬膳師が提案する薬膳食材の店「薬膳小町」（霧島）

ハーブやスパイスなど国内外の薬膳食材は量り売りも可能

国際薬膳師の資格を持つオーナーが厳選した、約150種以上の薬膳食材がそろう「薬膳小町」。元々農業を営んでいたオーナーは、自社農園でそばやクコの実など15種の薬膳食材を育てています。

薬膳チャイのスコーン250円とアーモンドミルクの薬膳チャイ450円

商品の中には、自らが製造・調合したスパイスや薬膳キットなどもあり、一人ひとりの体調に合わせた提案も行なっているそう。併設するカフェでは、薬膳を使ったポタージュやチャイなどを味わうことができます。

英国スタイルで知覧紅茶を楽しめる「TEALAN」（知覧）

コージーアフタヌーンティー2000円。紅茶と一緒にケーキやスコーン、サンドイッチが味わえる

英国の文化や紅茶に惹かれたオーナーが、鹿児島と英国の交流館としてオープンしたのが「TEALAN」です。鹿児島生まれの紅茶品種「べにふうき」を使い、独自の知覧紅茶「夢ふうき」を有機無農薬で自社栽培。そのほか、自社生産のハーブティーを使ったブレンドティーがあり、英国式のアフタヌーンティーで楽しめます。

ロンドンバスの中では展示会などを不定期で開催している

ティーサロンのほか、英国やお茶の文化を知れるミュージアムも併設。イギリスから輸入したというレトロなロンドンバスがお店のシンボルとなっており、鹿児島にいながら英国を感じることのできる空間です。

夢ふうきシングルエステート40g2160円（缶入り2484円）

知覧食材の創作メニューが豊富な「CAFE201」（知覧）

バンズに知覧茶を練り込んだ知覧バーガーセット1500円。パテとチャーシューの2種のバーガーが楽しめる

東京からUターンした店主が地元を盛り上げたいという思いからオープンした「CAFE 201」。地元食材をふんだんに使った創作メニューが魅力で、知覧茶入りのバンズを使った知覧バーガー、地元農園で採れた抹茶を活かした知覧茶シュークリームなど、ここにしかないオリジナルメニューが楽しめます。

麓川に面した広々としたソファー席

目の前には麓川が流れており、のどかな景色に癒されながら穏やかな時間を過ごすことができます。店内では、オリジナルブレンドの知覧茶や茶葉を使った焼き菓子など、テイクアウト用の商品も販売しています。

地元の食文化を発信する「だしとお茶の店 潮や、」（頴娃）

左から郷土料理のさつま汁500円、オリジナルだしを使ったいなり650円、煎茶あさつゆ420円

知覧から車で30分ほどの頴娃（えい）町にあるのが、築100年以上の古民家をリノベーションしたカフェ兼ショップ「だしとお茶の店 潮や、」です。こちらは近年、移住者やUターンする人が増え、注目されているエリア。地元の特産物である鰹節から生まれた自家製のだしと、知覧茶を使ったメニューを提供しています。

この地域で使用されていた石垣を使ったオープンキッチンのカウンター

鰹節を生かした加工品や坊津（ぼうのつ）で生産される釜炊き塩など、地元メイドの商品を数多く販売。地元の魅力を発信するイベントも開催し、地元の人々や観光客が集まる交流の場にもなっています。

明治時代の面影を残す瓦屋根に赤いのれんがレトロな印象

鰹節をおしゃれにアレンジした「山猫瓶詰研究所」（枕崎）

季節野菜のピクルス各1296円、鰹節を使ったスパイスカレー1058円などがある瓶詰商品

鰹節の生産量日本一を誇る枕崎にあるのが「山猫瓶詰研究所」です。看板商品は地元で採れた鰹節をはじめ、季節野菜を使った瓶詰商品。宮沢賢治著『注文の多い料理店』から着想を得た4つのストーリーをもとに、黄緑、橙、紫、白の4色をイメージして作られました。店内で販売しているほか、カフェメニューでも楽しむことができます。

（左上）ハンカチやマスキングテープなどがある山猫グッズ、（右下）マフィン2種と季節のピクルスが付く山猫マフィンプレート1200円

元々郵便局だった建物をリノベーションしたこちらのお店。『注文の多い料理店』から着想を得たお店づくりで、古民家らしい和の雰囲気のなかにミステリアスさが漂っています。 店内では、この地域ならではの鰹節から連想した山猫をモチーフにしたオリジナル雑貨などを販売するほか、地元の特徴ある食材を使用したマフィンやカタラーナが味わえるカフェを併設。奥には洞窟のような宿泊スペースがあり、秘密基地に迷い込んだような不思議なひとときを楽しむことができます。

地元食材の魅力を楽しめるすてきなお店が点在する鹿児島県。ご当地の恵みを味わいにでかけてみませんか。

東京・池袋に「ことりっぷ 旅するCafe 鹿児島」が期間限定オープン♪

2024年1月19日（金）から2月18日（日）まで、「ことりっぷ 旅するCafe 鹿児島」を東京・池袋パルコ本館にある「HIS The ROOM of journey IKEBUKURO」で開催します。 イベント期間中は、ことりっぷMagazine特別号「鹿児島でキレイになる旅」を無料配布します。本記事で紹介しているお店も載っているので、ぜひご覧ください。 また、店内では、鹿児島の魅力あふれる写真をパネルにして展示。まだ訪れたことがない方も、すてきな写真を見ながら旅気分を味わえますよ。

また、併設する店内のカフェスペースでは、鹿児島の素材を使ったイベント限定のカフェメニューが登場します。 ドリンクは、「今吉製茶」の霧島抹茶ラテや「知覧農園」の知覧抹茶ラテ、霧島の名物・黒酢を使ったドリンクをご用意。また、さつまいもを使ったスイーツや黒豚カレーなど、フードメニューもあるので、鹿児島の味を楽しんでくださいね。

【募集終了】2/10(土)「知覧茶を愉しむオリジナルフレーバーTeaつくり＆南かごしま旅情報」ワークショップ開催

イベント中の2月10日（土）には、知覧茶をベースに自分だけのフレーバーティーをブレンドしてつくるワークショップも開催します。鹿児島県南九州市頴娃町で農業を営みながら「暮らしの宿 福のや、」や農業体験プログラム「畑旅」を運営する瀬川知香さんを講師にお迎えし、いつもは現地でのみ体験できるワークショップを特別に東京で開催します。知覧茶をベースに、頴娃町や近隣市町村の生産者こだわりのハーブや季節の野菜や果物を15種類以上使って、自分だけのフレーバーティーを一緒につくりましょう。春におすすめの１泊２日の南かごしま旅（南九州市）プランもご紹介します♪