
47
2024.10.22
京都よりみちこみち 八瀬~修学院離宮道【後編】
比叡山の麓に広がる自然豊かな八瀬の地。そこから高野川の流れに誘われ南へ下ると、かつて上皇が離宮を構えた修学院へ。今では個性あるカフェやショップが点在するエリアです。この秋は、自然と人の営みがほどよく調和する小さな町を訪ねてみましょう。
比叡山を仰ぐ里山を八瀬から修学院へもみじさんぽ
比叡登山や離宮帰りにおいしいコーヒーと食事を「山道具とごはん 麓」
400年以上、旅人に愛される鯖街道の名物ご飯「山ばな 平八茶屋」
ひとりで静かなときを過ごせるベーカリーカフェ「CAFE Uchi」
古いものと新しいものをボーダレスに提案「chic and clan ; artless Life」
比叡山を仰ぐ里山を八瀬から修学院へもみじさんぽ

秋になると、電車を降りてすぐの八瀬もみじの小径で野趣あふれる山紅葉、瑠璃光院で手入れされた庭紅葉や、SNSで話題の鮮やかなリフレクションなど、タイプの違う秋景色が目を楽しませてくれる八瀬~修学院離宮道エリア。前編では、紅葉が美しい3つのスポットをご紹介しました。 後編では、修学院駅周辺のカフェやごはん処、雑貨屋さんをめぐります。
前編はこちらから
比叡登山や離宮帰りにおいしいコーヒーと食事を「山道具とごはん 麓」

叡電修学院駅から徒歩10分。比叡登山や離宮帰りに訪れたい「山道具とごはん 麓」。店奥にはガラス窓を通して豊かな緑が見えます。

「今日の定食」1800円
地元の修学院や、大原、黒田など近隣の田畑で収穫された野菜をふんだんに使う定食が看板メニューで、この日のメインはトマト酢豚。修学院産の米を使う雑穀米や、カリフラワー、 イチジクなど旬の味がたっぷりです。

「オーガニックコーヒー」650円と「苺コンポ ートのタルト」850円。秋には苺にかわりリンゴなどのタルトが登場予定
折々に登山イベントが催され、大文字山付近を歩く「裏山ハイキング」は初心者にもおすすめなので、この秋、新しいことにチャレンジするならぜひ。
山道具とごはん 麓
ヤマドウグトゴハン ロク
400年以上、旅人に愛される鯖街道の名物ご飯「山ばな 平八茶屋」

安土桃山時代に若狭街道(鯖街道)の茶屋として創業した「山ばな 平八茶屋」。山口県の禅寺から移築された騎牛門(きぎゅうもん)をくぐって店内へ入りましょう。

麦飯とろろ膳 造り付5500円
そんな名物料理「麦飯とろろ膳」は、麦飯ととろろ汁に、取肴や焚合、造り2種盛、吸い物、デザートなどが付きます。秋にはきのこや小芋をはじめ、むかごなどの食材が使われることもありますよ。

秋になると庭園の木々が赤や黄に色づき、赤い毛氈を敷いた席でひと休みするのもおすすめ。かま風呂もあり散策の疲れも癒やされます。

かま風呂は宿泊客以外も使用でき、タオル貸出付で1名2200円
山ばな平八茶屋
ヤマバナヘイハチヂャヤ
ひとりで静かなときを過ごせるベーカリーカフェ「CAFE Uchi」

日々の喧騒から離れ、忙しい日常を忘れて、店主の淹れるコーヒーと奥様の手ごねパンが味わえるベーカリーカフェ「CAFE Uchi」。静かな空間を大切にしているので、来店は2名までで。カウンター席でほっこりひとり時間を過ごすのもいいですね。

CAFE Uchi
カフェ ウチ
ことりっぷ編集部おすすめ
このエリアのホテル
※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
※画像・文章の無断転載、改変などはご遠慮ください。
文:戸塚江里子 写真:小川康貴 編集:ことりっぷ編集部
たびレポ
の人気記事
の人気記事












































