広大な自然の中に多様なジャンルが集う、美しい村

VISONの敷地は約119ha、東京ドーム24個分もの広さ

大阪から約2時間、名古屋から約1時間30分のドライブで、三重県多気町へ。伊勢神宮がある伊勢市や、松阪牛で知られる松阪市の間に位置するこの町に、2021年、「VISON」は誕生しました。“美しい（VI）村（SON）”に由来する名前にふさわしい自然に囲まれた広大な敷地に、多彩な10のエリアが点在。レストランやカフェ、三重県産の食材が並ぶマルシェや宿泊施設、薬草湯など幅広いジャンルにわたるショップや施設が70以上もそろっています。

スペイン・サンセバスチャン市の人気バルや日本の伝統食材、オリジナルレシピの薬草湯が楽しめる温浴施設、パティシエ辻口博啓氏がプロデュースするエリアなど多種多様な魅力を備える

三重県の山海の幸が並ぶ♪活気あふれる市場「マルシェ ヴィソン」

料理人が日々仕入を行うような高品質でおいしい農産物や加工品が手に入る

VISONを訪れると、まず見えてくる三角屋根の建物「マルシェ ヴィソン」。地域の生産者が育てたとびきり新鮮な野菜や、伊勢えびに鮑、松阪牛など、三重県の海や山の幸が集められています。魅力的な食材がふんだんに並ぶマルシェをめぐると、三重県の食の豊かさを実感。あれもこれも味わってみたくなります。気軽に楽しめるテイクアウトメニューも多いので、いろいろな味を楽しんでみてくださいね。

野菜売り場には珍しいトマトやクラフトコーラなど、地元産の食品がいっぱい（上・左下）。三重県産の牡蠣をクリーミーなソースで味わう「ユイットル（ゆで牡蠣）」（3個790円）は「マーケテリア」で。まるまる1尾のえびにすり身をのせ、カダイフで巻いた、えびのパリパリ天（700円）は「新兵衛屋」の人気メニュー（右下）

美食リゾートならではの特別な味をおみやげに

さまざまな料理にも使える人気商品「のりふりふり」（左手前、各700円）など、目新しいものからベーシックなものまで、選ぶのが楽しくなるラインナップ

VISONにはスイーツやパン、雑貨など多種多様なショップがせいぞろい。お買い物の楽しみが尽きません。地元で愛される名店や、三重県の恵みを生かした逸品も充実し、VISONならではのラインナップに心が弾みます。 醤油や味噌、だしなど和の調味料を扱うショップがそろうエリア“和ヴィソン”にある「のりもも」は、三重県の海苔店による新ブランド。海苔をもっと気軽に、たくさんの人に味わってほしいという想いを込めたオリジナル商品がずらり。味や形のバリエーションが豊富で、海苔のおいしさや新しい楽しみ方を発見できそうです。店名にちなんだ桃色を基調にした、カラフルなパッケージにも魅かれます。

バスクチーズタルト（1個400円、持ち帰り用3個入り1200円）。バスク地方のお祭りをモチーフにした、箱のイラストもかわいい

世界一の美食の街として知られるスペイン・サンセバスチャン市と、「美食を通じた友好の証」を締結している多気町。これを記念して、施設内には“サンセバスチャン通り”と名付けられた通りがあり、「EGUN ON（エグノン）」では、バスク地方で長年愛されるバスクチーズタルトが味わえます。世界三大ブルーチーズと評されるフランス産の「ロックフォール」を使ったバスクチーズタルトは、塩味と甘みのバランスが取れた甘じょっぱさが特徴。ひんやり冷たくて、とろりとした食感も魅力ですよ。

酒々まんじゅう 芳醸菓（おみやげ用6個入）972円。やわらかな生地にこしあんがマッチして、やさしい口当たり。蒸し器や電子レンジで蒸すと、さらにふんわりした食感に

「菓子舗 井村屋」は、あずきバーでおなじみの井村屋の伝統と新たな感性が光る和菓子店です。北海道産の小豆や地元の食材を生かした和菓子のなかで、「酒々まんじゅう 芳醸菓（ささまんじゅうほうじょうか）」は、とりわけVISONらしさを感じる一品。VISON内で醸造する日本酒「福和蔵」のもろみが練り込まれた生地からは、ふわりとお酒の香りが。おみやげ用とは別に、テイクアウトで1個から購入できるので、散策中に気軽に味わってみるのもいいですね。

施設内の農園で採れた野菜たっぷりのイタリアン「NOUNIYELL」

上左から時計回りに、農園バーニャカウダ（1200円）、畑のサラダ（1000円）、モクテル人参オレンジ（950円）、野菜たっぷりペペロンチーノ（1300円）

VISONの広大な施設内には農園エリアがあり、そこで栽培したオーガニック野菜を味わえるレストラン「NOUNIYELL（ノウニエール）」も備えています。農園で採れたものを中心とした季節ごとの野菜を、ふんだんに取り入れたイタリアン。地産地消のイタリアンシェフとして名高い奥田政行氏が監修したコース料理や、奥田氏のレシピに基づいたアラカルトを、ランチやディナーで味わうことができます。

「NOUNIYELL」の前に広がる農園では、年間100種類以上の野菜を栽培（左）。カントリースタイルでカジュアルな雰囲気の店内（右）

種類豊富な野菜を使って趣向を凝らし、お皿の上に畑を表現したサラダや、ソースにまで野菜を取り入れたバーニャカウダ、葉物野菜をたっぷりトッピングしたパスタなど、どの料理にも野菜が盛りだくさん。新鮮さはもちろん、それぞれの野菜が持つ甘味や辛みなどのうま味も存分に生かされています。 料理だけでなく、野菜を取り入れたモクテルもありますよ。野菜の風味を生かしつつも飲みやすく、料理にもよく合うブレンド。旬の野菜を使っていてシーズンごとに変わるので、別の季節のドリンクも気になります。料理とともに、お店の前に広がるさわやかな農園の風景も味わってくださいね。

4つのブランドの個性で彩られた、ほっとひと息つける宿「旅籠ヴィソン」

minä perhonenによる旅籠3の301号室「クリエイターの住むお部屋」。内田鋼一氏とminä perhonenのものづくりに込められた想いや、こだわりを感じられる部屋

1日ではとても楽しみ尽くせないVISONは、宿泊して満喫するのがおすすめ。テラス付きのホテルや、ラグジュアリーなヴィラ、日本の伝統的な風流を感じられる「旅籠（はたご）ヴィソン」など、宿泊施設もさまざまなタイプがそろっています。4棟ある「旅籠ヴィソン」は、異なるブランドやショップが各棟のスタイリングなどを担当し、レイアウトや家具、備品などが異なります。D&DEPARTMENT PROJECT、Kuruminoki、minä perhonen、Landscape Productsの旅籠があるので、好みの客室を探してみてくださいね。

VISON内の「KATACHI museum」をプロデュースする内田鋼一氏が集めた貴重な家具が、minä perhonenの世界観と調和する

各棟には4名まで宿泊できるコンセプトルーム1室と、6～10室のツインルームをそれぞれ備えています。そのなかでツインルームの1室は、「クリエイターの住むお部屋」と名付けられた特別な客室。各棟をプロデュースするクリエイターががそれぞれテーマを設け、旅先でもゆったりできる部屋をイメージしたしつらえになっています。お気に入りのブランドの世界観にうっとりと浸れる、とっておきのステイ。1棟に1室のみなので、早めの予約がおすすめですよ。

テキスタイルの取り入れ方など、インテリアの参考にもなりそう（左上）。洗面所のカップはminä perhonenのショップで購入できる（左下）。minä perhonenの皆川明氏がこの部屋を訪れた際に描いた絵とサイン（右）

薬草にフォーカスしたショップや温浴施設もVISONならでは

「本草研究所RINNE」では、オーガニック食材やコスメなどを販売。和草茶の飲み比べなどを楽しめるカフェもあり、ワークショップも開催（上・左下）。地域の薬草を活用し、季節ごとにさまざまな薬草湯を提供する「本草湯」（右下）

VISONには他にも、薬草を研究した「本草学」に基づく薬草湯が楽しめる温浴施設や、器や調理道具をテーマにしたミュージアムなどもあります。のんびりと施設内を散策したり、山並みや星空を眺めたりするだけでも気持ちのいいロケーション。歩くほどに、訪れるたびに発見やときめきがある特別な場所、VISONを訪れて、その魅力を体感してくださいね。

「本草湯」は天候や時間によって表情が変わる光陰の湯と、青い空と豊かな木々の緑が映える水盤を備えた水鏡の湯があり、それぞれの外湯に2階建てのサウナ小屋も備える。湯上り所「七十二候の間」は和モダンな癒やしの空間

VISONと合わせてめぐりたい、自然とのふれあいや歴史散策も楽しい多気町

「ごかつら池ふるさと村」で、のんびり楽しみたいペダルボート（左上）。松ぼっくりに似ていることから名づけられた「まつかさ餅」（左下）「女鬼峠」を登って、展望台から望む眺めは爽快（右）

VISONがある多気町は、三重県のほぼ中央にある町。町の歴史や特徴を生かした観光施設や名物も多いので、あわせてめぐってみてはいかがでしょう。 熊野古道伊勢路の歴史を感じる「女鬼峠（めきとうげ）」や、大きな五桂池のほとりで自然とふれあえる「ごかつら池ふるさと村」。伊勢本街道、和歌山別街道、熊野街道が通過する交通の要地として古くから栄えてきたことから、今も名物として愛され続けているお餅もありますよ。

手づくり体験もできる、弘法大師所縁のお寺「丹生大師」

軒が張り出していて、雄大な印象を与える山門（仁王門）

VISONから車で10分ほどの丹生（にゅう）は、かつて水銀の元となる鉱物“辰砂（しんしゃ）”の採掘で栄えた地域。水銀鉱跡や立派な古民家など、繁栄した当時を思わせる町並みが残っています。 7つの寺社が点在する丹生で、「丹生大師」と呼び親しまれているのが、丹生山神宮寺です。774年に開山された弘法大師所縁のお寺。高野山が女人禁制だったのに対して女性も参詣できたため、“女人高野”とも呼ばれています。

御朱印とあわせて、蓮の花びらをモチーフにしたお守りもいただける（左上）。池に山門が映る様子が見られるのは、蓮の葉が茂っていない時期だけ（右上）。要人が参拝するために設けられたと伝わる回廊（左下）。8種類の中から選んだ石と白檀を玉にして作る、腕輪念珠（右下）

山門（仁王門）を通って境内へ入ると本堂のほか、弁天堂や薬師堂などいくつものお堂があります。大師堂へ向かう階段の脇には珍しい回廊も備えられているので、おまいりの後にはゆっくりと散策してみてはいかがでしょう。山門のすぐ脇にある池では、6月下旬から7月下旬にかけて美しい睡蓮の花も見られますよ。 こちらでは、お寺や仏教に親しみを感じてもらいたいと、ワークショップも行っています。白檀などを使ったお香づくりや、ローズクォーツなどの石を使った腕輪念珠づくり。体験を楽しみながら、ご住職の興味深いお話も聞けるので、InstagramのDMから予約してみてくださいね。

季節の味が約30種類並ぶバイキングが人気「せいわの里 まめや」

大豆料理や豆腐、揚げ物や汁物、漬物など、バランスよくいろいろな料理を味わえるのが魅力。バイキングは1時間までで、1人1700円

「せいわの里 まめや」は、こちらを目指して遠方から訪れる人も多い人気のランチスポット。地元で採れた旬の食材を使った手作りの料理が、バイキング形式で楽しめます。“農村の知恵やおいしいものを継承していきたい”という思いが込められたお店。レストランの周りには豆腐や味噌、漬物などの加工所が設けられ、手間と時間を惜しまず懐かしい味を作り続けています。

できたてのぬくもりが感じられる料理。山菜などその時期にしか味わえないものも多い（田楽は9月中旬から4月中旬頃まで）

ずらりと並ぶ料理に目映りしてしまいそう。スタッフが持ち寄ったり、お客さんからもらったりした食器がまちまちなのも、どこか家庭的

バイキングに並ぶ料理は、デザートも含めて約30種類。季節はもちろん、農家さんから届く野菜によってもメニューは変わるので、どんな味に出合えるかは訪れたときのお楽しみです。大豆料理やできたての豆腐、旬の野菜など、味わってみたい料理ばかり。どれもやさしくほっとする味わいで、ついついたくさんいただいてしまいます。 レストランの隣には、“田舎のおすそわけ”と名付けられた直売所も。加工所で作られたお惣菜やお菓子、農家さんが持ち寄った野菜などが販売されているので、気に入った味を持ち帰ることもできますよ。

漢字の「豆」をモチーフにしたお店のロゴ（左上）。座敷とテーブル席があり、広い店内（右上）。田舎のおすそわけでは、量が少なめのものも用意されていて一人分でも買いやすい（左下）。お店の前にいるやぎ。生まれたばかりの子やぎは特にかわいい

3代にわたって受け継ぐ自家焙煎珈琲を「金川珈琲」で

2階建ての風格ある古民家。焙煎中はお店の外にもいい香りが漂う

丹生の古民家で焙煎を行い、カフェも併設している「金川珈琲」。店主の金川さんは祖父と父から受け継いだ喫茶と焙煎会社を東京で営んでいましたが、“コーヒーを本当においしく飲める場所”を求めて移住を決意。三重の豊かな恵みや人柄に魅せられて県内で検討していたところ、かつて呉服屋だった丹生の古民家と出合い、2020年にお店をオープンしました。

深く濃い味わいのFrench Roast mix（500円）。斜め向かいにあるパン屋さん「ホタルカゴ」のガトーショコラ（320円）は、一口でも満足感がある濃厚さ（左上）。歴史が刻まれた階段箪笥などのしつらえも見どころ（左下）。立派な梁がよく見える2階席。天井が高くゆったり（右）

1964年から使い続けている焙煎機で、厳選した世界各地の豆を焙煎。3種類のオリジナルブレンドとストレートが用意されているので、好みやその日の気分に合わせて選べます。三重県内のベーカリーや焼菓子店による、コーヒーと相性のいいパンやプチフールもスタンバイ。あくまでコーヒーのおともという考えから、手頃なお値段に抑えられているのも魅力です。 築140年になる古民家をできる限り生かした店内は趣や風格を残しつつ、床暖房を取り入れるなど心地よい空間に。コーヒーを待つ間に、建築美を味わってみるのもいいですね。

注文ごとに1杯ずつドリップ。コーヒーに添えられる豆の種類を示す木札は、店舗を改修した際の古材を活用したもの（上）。その日の気温や湿度など、さまざまな条件によって変わる焙煎の具合を、経験に基づいて五感で判断する金川さん（下）

多気町を訪れて、豊かな気を体感するひとときを

三重県に古くからゆかりのある「本草」。植物や鉱物の力を使って心身を癒やし、健康を保つことを目的に活用されてきた（写真はVISON「本草湯」のイメージ）

VISONを中心に多気町をめぐる旅のご案内、いかがでしたか？多気町へでかけて、心安らぐ景色や大いなる自然の恵みにふれ、心にも体にも豊かな気が満ちあふれる感覚をぜひ味わってみてくださいね。 提供：多気町観光促進実行委員会

多気町観光協会ホームページ

【アンケート＆プレゼント】抽選で5名様に「VISONいいものセット」をプレゼント♪

ぜひ、「VISONから始まる、多気町の自然の恵みをいただく旅」の感想をお聞かせください。 下記アンケートに回答していただいた方の中から抽選で5名の方に、以下3点をセットにした「VISONいいものセット」をプレゼント。 ・VISONオリジナルトートバッグ ・本草湯Herbal bath（入浴剤） ・にゅう椎茸せんべい 煎切 みなさまのご応募お待ちしています♪ ※応募締め切り　2025年3月21日(金)　

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