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2025.04.06
京都駅から1時間30分♪ レトロかわいい城下町「福知山」でくつろぎもおいしいも満たす旅
京都駅から特急電車で約1時間30分。明智光秀が築いた城下町として知られる京都府福知山市は、近年、「スイーツのまち」としても注目を集めています。そこで今回は、城下町らしいノスタルジックな町を散策しながら、くつろぎもおいしいも満たす、福知山の旅をご紹介。コンパクトなエリアに見どころが詰まっているので、日帰り旅やちょっとしたおでかけにぴったりです。
「Copitos de nieve」で自家焙煎コーヒーのモーニング
桜が彩りを添える「福知山城」へ
「柳町」で名物の鴨すきをランチに
レトロな洋館で栗スイーツを「足立音衛門 お城カフェ」
おしゃれな雑貨をお土産に「まぃまぃ堂」

「Copitos de nieve」で自家焙煎コーヒーのモーニング

旅のスタートは、こだわりの詰まったおいしいモーニングから。 福知山駅から歩いて10分ほど。「Copitos de nieve(コピートス デ ニエべ)」は、エクアドル出身のホルヘ・エンリケ・ゴメス・ベナルカサルさんと京都出身の奥様の愛子さんが営むカフェ。 2024年9月、昭和初期創業の元ガラス屋さんを改装し、城下町の面影が残る住宅街の一角にお店をオープンさせました

「モーニングBセット」(900円)※ドリンクは、ドリップコーヒー、カフェラテ、はちみつ紅茶などからセレクト
お目当ては、朝8時から始まる「モーニングBセット」。トースト・ゆで卵・サラダ・厚切りベーコン、キャラットラペが彩るプレートに、ホルヘさんが自家焙煎したエクアドル産オーガニックコーヒーがセットでついてきます。 サラダに添えられたマヨネーズは自家製。丁寧に作られたおいしさに思わず笑顔がこぼれます。
Copitos de nieve
コピートス デ ニエべ

桜が彩りを添える「福知山城」へ

モーニングを楽しんだ後は、福知山駅からも近い「福知山城」へ。ここは明智光秀が1579年に築いたお城。建屋は1986年に復元されたものですが、石垣は築城当時のまま。この石垣には、お寺などで使われていた「転用石」が約500個も敷き詰められており、それを探すのも楽しい♪ また桜の時期には、城内のソメイヨシノ約35本が見頃を迎え、一層華やかに。うす桃色に包まれたお城を眺めれば、非日常感に気分が高まります。

まるで風景を切り取るフレームのよう
そして天守閣の東側に建つ「城門」は、フォトスポットとしても人気。ここに立てば、まるで絵画の一部になったような写真が撮れますよ。
福知山城
フクチヤマジョウ

「柳町」で名物の鴨すきをランチに

古い看板に、千本格子の町家。レトロな町の雰囲気に癒されながら、ゆっくりお散歩タイム。福知山から歩いて15分ほどで、お食事処「柳町」に到着です。 味のある建物は、明治の町家をリノベーションしたもの。店内は日常の喧騒を忘れ、ゆったりと流れる時間を楽しめる上品な空間になっています。
「鴨すき」(3000円)※写真は2人前
まずは、生姜香る鴨団子を一口サイズに丸めてお出汁の中へ。グツグツと一煮立ちしたら、鴨肉は15秒、九条ネギは5秒が食べごろです。 ふうふう、ハフハフしながらいただくと、噛みしめるたびに、鴨の旨みがじゅわり。シャキシャキとしたネギとやわらかい鴨肉の食感の違いも楽しい♪ シメには、鴨とネギの旨みを吸ったお出汁に手打ち蕎麦をさっと入れて。ずずず……とすすれば、極上のマリアージュに感動が止まりません。
柳町
ヤナギマチ

レトロな洋館で栗スイーツを「足立音衛門 お城カフェ」

「鴨すき」で満たされた後は、クラシカルなカフェでティータイム。栗スイーツで有名な「足立音衛門 京都本店」へ向かいます。 本店駐車場の裏手にある洋館が「足立音衛門 お城カフェ」。建物は大正時代の建築美を今も伝える、ノスタルジックな佇まい。京都府指定文化財にも指定されています。

足立音衛門といえば、"栗オタク"として知られる社長の足立音衛門さんが営む、栗スイーツの名店。丹波産はもちろん国産を中心に、イタリアやトルコなど世界各地から選び抜いた栗を使用した、さまざまな栗スイーツを味わえます。 カフェは、1ドリンクオーダー制。本店のショップで購入したスイーツや日替わりで提供される「本日のお試しケーキ」、週末限定で栗が1粒のった「バタークリームとショコラのケーキ」も楽しめます。また、8種類の手作りカップからお気に入りを選べるのも魅力のひとつ。
足立音衛門 お城カフェ
アダチオトエモン オシロカフェ

おしゃれな雑貨をお土産に「まぃまぃ堂」

旅の最後は、おみやげ探し。古い町並みが残るアーケードの新町商店街にやってきました。 立ち寄ったのは、カフェ・ギャラリー「まぃまぃ堂」。店内には、オーナーの横川さんが心をくすぐられえたアイテムが所狭しと並びます。


アクセサリーや器などは、クリエイターのものが中心。ほかにも、フェアトレードの雑貨や食品、古本・古道具、時間とともに味わいが増すアンティーク家具なども。時間も国もトリップして、幸せな温もりに触れられます。 福知山は、そぞろ歩くのに最適な街。京都駅から少し足を伸ばして、のんびりとした時間を楽しでみてはいかがでしょうか?
まぃまぃ堂
マイマイドウ
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安藤美紀
Writer
安藤美紀

湘南を拠点に全国を旅するフリーライター。執筆した記事は1000以上。温泉の資格も複数保持。
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