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2016.06.23
映画の舞台になったパリ・モンマルトル。隠れ家カフェ「マルセル」で週末ブランチを
※こちらの記事は2016年6月23日に公開されたものです パリで一番高い場所にあり、観光名所でありながら下町の雰囲気を感じることができるパリ・モンマルトル地区にある「マルセル」は、人気カフェ。テラスで目の前を行きかう人や景色をながめながらゆっくりした食事を楽しむ、まさにパリジェンヌの日常を体験できるとっておきのカフェにご案内します。
モンマルトルの裏通り、パリの素顔を肌で感じるカフェ
パリ指折りの観光スポット、モンマルトルのサクレクール寺院。ここから一本裏手に入ると、観光客が訪れることの少ない、のびやかな空気がただようエリアに到着します。 マロニエの並木道をジョギングするパリジャン、愛犬の散歩をしながらのんびりあるくパリジェンヌなど、パリの日常がみえてくる場所にあるカフェ「マルセル」へは、地下鉄12番線のラマルク・コーランクール駅から歩いて5分で到着します。
さりげなさが心地いい、パリジェンヌの隠れ家的カフェ
レトロな家具に置かれたワインや調味料も、センスのあるディスプレイに
「マルセル」は、もともとブランジュリー(パン屋)があった場所に2010年にオープンしました。それまでかなり長い間空き家だった場所だっただけに、オーナーのアレクサンドラさんはお客さんが来てくれるかどうか、とても心配だったとか。 ふたを開けてみれば、まるで、ずっと前からお店があったかのように、たくさんのパリジェンヌが足を運ぶカフェになりました。 人気の秘密は、居心地の良さ。店内は、アンティーク調の机と椅子が並べられ、天井から長く吊るされたランプがそれぞれのテーブルを優しく照らします。 シンプルなインテリアに囲まれたコージーな雰囲気の中で、まるでパリジェンヌの家に招かれたような気持ちになります。
パリジェンヌに大人気のブランチを召し上がれ
カリッカリに焼かれた食パンにハムや野菜がたっぷりのクラブサンドイッチ(14ユーロ)
「マルセル」の人気メニューは土日限定のブランチ。朝食の定番のシリアルはもちろん、 手軽なサンドイッチにサラダなどを注文することができます。 おすすめ卵料理の一つエッグベネディクトは、イングリッシュマフィンの上に、ポーチドエッグとカリカリに焼かれたベーコンが乗せられ、バターとレモン果汁と卵黄が入ったオランデーズソースをたっぷり絡めていただきます。 フランスではそれぞれが注文したものを、個々で食べるのが食事のマナーですが、ここではシェアをして食べられるのも嬉しいポイント。 お友達同士で違うものを注文し、それぞれ分け合うというのもOKです。
旅行中のビタミン補給に。ビーツとアボカトを使ったヘルシーサラダ(13ユーロ)
ライムパイ(9ユーロ)
またメニューは、すべてホームメイド。とある有名シェフからも「美味しい」とお墨付きのデザートもおすすめです。 パリは、ランチとディナーの営業時間が分かれているレストランも多い中、マルセルは朝10時から夜23時までのノンストップ営業。 パリ歩きの間に、どんな時間でもふらりと立ち寄って食事をとることができます。 天気がよいと、人気のテラスはいつも満席です。 モンマルトルの小道にあるカフェは、まさにパリジェンヌの憩いの場。 人々の暮らしに寄り添うカフェで、パリ気分を満喫してみて。
MARCEL
マルセル
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髙野志津
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