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2025.04.20
民芸とクラフトの街・松本をゆったり散策。春の工芸イベントも
昔から工芸品の制作も盛んという土地柄や工芸イベントの開催で、松本にはたくさんの作家が集まってきます。作品を見て、ふれて、作家の想いを感じてみましょう。 こちらの記事では、新しくなった「ことりっぷ安曇野・松本」改訂版から、松本を訪れたらぜひ立ち寄りたい伝統工芸の人気店や、春に開催されるクラフトとアートのイベント情報をまとめてご紹介します。おでかけの参考にチェックしてくださいね。

受け継がれる手仕事の技

工芸・民芸品の専門店が多く立ち並ぶ、中町通り
松本手まりや松本押絵雛など、古くから脈々と受け継がれてきた手仕事の数々。この気風がクラフトの街に今も息づいています。 松本駅構内の観光案内所や松本城近くの観光情報センターに立ち寄って、最新の街ネタを入手してから散策してみて。

市民が守り続ける井戸

松本に城下町ができる前から人々の生活を支えてきた「源智の井戸」。平成の名水百選にも選定され、今も多くの人が水をくみに訪れています。

棚いっぱいに並んだ美しい伝統工芸「ちきりや工芸店」

外光をあびてキラキラと輝く琉球ガラスなどのガラス製品
松本民芸館の創立者、丸山太郎が初代オーナーという、松本の代表的民芸品店。益子焼などの陶器を中心に、草木染め、琉球ガラスなどのガラス製品、東南アジアの染織布など国内外を問わず多彩な民芸品がそろいます。どれも手頃な価格でおみやげにぴったり。

コーヒーカップ2650円〜(一客)

店内はレトロな雰囲気が漂う

なまこ壁が並ぶ中町通りの中でもひときわ風情のあるたたずまい
ちきりや工芸店
チキリヤコウゲイテン

松本の職人が生み出したオリジナル家具「松本民芸家具 中央民芸ショールーム」

松本民芸家具に使われる素材は主にミズメザクラ。漆やラッカーの手塗りで仕上げられる
欧米のデザインと松本の伝統工芸が融合して生まれた、松本民芸家具。モダンなデザインと、漆などの伝統素材が美しいハーモニーを生み出しています。ショールームでは、家具やガラス、食器などの民芸小物も扱っています。おみやげ探しにもおすすめです。

ていねいな仕事が光る松本民芸家具が多数並ぶ

土蔵造りの店舗
松本民芸家具 中央民芸ショールーム
マツモトミンゲイカグチュウオウミンゲイショールーム

【5月の最終土・日曜開催】クラフトフェアまつもと

作家本人と会話しながら作品を選ぶ楽しさがある
毎年5月の最終土日に開催するイベント。あがたの森公園に陶磁・ガラス・木工・金属・染織などの工芸作家が全国から250人以上集まります。作り手と使い手が直接コミュニケーションをとりながら、個性豊かな作品を展示販売しています。

会期に合わせて全国から人が集まる

実用品からオブジェなど作品のジャンルもさまざま
クラフトフェアまつもと

【5月中開催】工芸の五月

毎年行われる「子ども椅子展」の様子
松本市内を中心に、美術館、博物館、ギャラリーなど約70の会場で行われる工芸の企画展。暮らしの道具や生活用品をテーマにした企画展が毎年5月の1カ月間限定で開催されます。

素材を多様な方法で表現する「異形の宴」
工芸の五月
民芸とクラフトの街・松本の散策&クラフトとアートのイベント情報はいかがでしたか?個性豊かな作品を、この機会にぜひ探してみてくださいね。

新しくなった「ことりっぷ安曇野・松本」では、こちらの記事のほかにも魅力溢れる安曇野・松本の今を紹介しています。ことりっぷオンラインストアのほか、ことりっぷアプリの電子書籍をぜひチェックしてみてくださいね。
ことりっぷ安曇野・松本の詳細はこちら
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